ミストのレビュー・感想・評価
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胸糞映画の代表作
ラストは本当に最悪だった。あと少し待っていれば。「僕を絶対化け物に殺させないって約束して」が伏線だったんですね。
宗教女をオリーがやったときはスカッとしました。洗脳された集団心理が怖かった。
あと個人的には車で移動できたなら丈夫な建物に籠ったり地下室に潜ったりもっといい方法があったのではと思ってしまいます。ただ単にガソリンが切れるまで走り続けるとか…。
胸くそエンドの代表作
霧の中の化物に対してマーケットに籠城するか出ていくかで揉める話。
最初に出ていく女は助かる。
籠城推進派の宗教女は撃たれる。
車で出ていくメンバーは主人公を除き死亡し、直後に軍が到着する。
超無理なラスト15分
大阪弁で言う「やらしい」映画。
一般的なハリウッドファン的には典型的なバッドエンドだが、 キングファン的にはこれもキング流ハッピーエンドになるかもしれない。
Googleで検索するとパンフレットでの解説は上手く皮肉っているらしい。
デビッドが取る行動は一見ヒーロー像として観客を魅了するが、 クライマックスの悲劇で全てが自業自得と化する。
最初にモンスターと対決したシーンで、 デビットがいつも正しいという錯覚を観客に与える。
そこからクライマックスの悲劇に繋がる、 無数の伏線となるエピソードが展開される。
子供の反対を押し切り薬局に入り数名の仲間を失うが、 不可抗力として観客も納得する。
スーパーの脱出劇ではアマンダの反対を押し切り銃を入手、 その後入手した銃で集団自殺そして軍によりスーパーに客は全員救出。
つまりあと1秒でもタイミングが遅ければ、 誰も死なずに済んだという凄い皮肉。
つまりデビッドの行動はハリウッドではセオリーされる行動で、 それをスティーブン・キングは皮肉めいて表現している。
単なるアンチテーゼではなく、 ハリウッドファンも納得するしかないプロットを全体に用意して、 クライマックスの悲劇で完全勝利を得る。
映画に勝ち負けもないが、 やはりスティーブン・キングは上手いと思うしかない。
普通なら『ソウ SAW』に代表されるソリッドホラーみたいな悪趣味な映画はパスだが、 スティーブン・キングには全ての観客を納得させる何かがある。
最後にブルース・ウィリス主演の『シックス・センス』が見たくなった(苦笑)。
これが本当のホラーなのかも。
休みの日にネトフリで映画5本鑑賞。
よく鬱映画といえば~と話題に出るものの、実は見ていなかったミスト。
5本見た中のぶっちぎりで心に残りまくる喪失感。
ええと、他の4本何見たんだっけ…?(茫然)と思うほどのインパクト。
鬱映画!後味最悪!と聞いていたので、ある程度予防線になった。
これ、普通に見たら心持たないかも。
ホラー慣れしてる人ならなんとなくわかると思うのだが、宗教の女性がヒートアップすればするほど「あっ、この人殺される人だ」と思った。殺されたときは「でしょうね!!」と思った。
めちゃめちゃ最悪な終わり方、助かった人が見えて胸糞~とかそういうことでなく、
自分はずっと「正しい導きをするのは主人公だろう」と信頼して見ていた主人公の最後の判断に腹が立った。
もう少し、希望持ってほしかった。
同じくらいの子供がいるので、何とか助けてあげたいという思いを持たずにはいられなかった。
ただ、これは結果論だし、あり得ない生物がすぐに襲って全員惨殺されていたかもしれない。
終わったあとに結果を見て「ああすればよかったのに」なんて発言はどうにもならない。
本人は100%の判断だった。いっぱいいっぱいだった。
子どもは最後起きていた。信じていた父の手によって銃口を向けられたときは絶望と悲しみだっただろう。
ぐるぐると。自分はずっと布団で考えてしまう。
自分は子供を助けたかった。少なくとも子供は怖がってもまだ希望を持っていた。
きっとパパがここから助けてくれるんだと。絶望は計り知れない。
極限状態の中で、どうしたら子供を助けられたのか。ずっと考えてしまっている自分がいる。自分の生活にホラーがやってくる。これが本当のホラーなのかもしれないと思う。
お父さん、世界は終わってしまうの
原題
The Mist
感想
スティーブン•キング原作、フランク•ダボラン監督•脚本ショーシャンクの空に、グリーンマイルに続く衝撃の最新作!
霧の中には何が待っていたのかー
映画史上かつてない、震撼のラスト15分
久しぶりに観ましたが面白いですね。
トラウマ映画、鬱映画なんて呼ばれてるみたいですね。
初めて観た時の衝撃は今も忘れられません。
ウォーキングデッドのキャロル、デール、アンドレアが出演していたのはびっくりでした笑
隣人のノートン、カーモディ宗教ババアはずっとイラつきます。混乱に相応して信者を増やしての集団心理は怖いですね…。オリーに撃たれた時はスカッとしました。
霧から出てくるハエ、鳥?、蜘蛛、巨大な何かたちの見た目グロテスクで良きです。
MPの体から湧いて出る蜘蛛は気持ち悪いです。
ラストは映画史に残るような救いのないエンディング。
あと少し待っていれば…息子を撃たずに済んだのに…。
脱出のタイミング、籠城と果たして何が正解だったんでしょうか?
※アローヘッド計画
心に残る作品。
スティーブン・キング&フランク・ダラボンというのは"ショーシャンクの空に"と同じ組み合わせなので期待は自ずと高くなる。サスペンスと思って観始めたが直ぐにそうでないことが判明、ジャンルとしてはパニック映画ということになるのだろうか?スーパーに閉じ込められた人達が宗教観、価値観、などによってどんどん分断されていく。今の世の中(米国だけでなく日本もそうだが)を預言しているかのようだ。次々と湧いてくる巨大生物は本当に気持ち悪いが、怖いのは彼らよりも寧ろ自分達と異なった価値観を持つ人間達。まさかこんなに沢山人が死ぬ話だとは夢にも思わなかった。後味の悪さは相当なものだが、兎に角心に残る映画。
後味悪すぎ
こわい!次元を超えたという設定で怪物が出てくる。しかもデカすぎる。噂通り後味が悪すぎる。映画で何を伝えたかったのかが不明。最後まで諦めるなということを伝えたかった?
そしたらなぜ、一番良い行動をしていた主人公達があんな結末に?
『ショーシャンクの空に』と続けて観られたし。
劇場公開時鑑賞。闇の展覧会にて原作既読。
スーパーでの醜悪な人間模様にいやーな気持ちになって霧の中へ進むところで終わっていた原作。余韻があって好きだった。そこにプラスアルファで、それはそれはもうひどい最後を迎えているのがこちら。
うわあバッドエンドにするんだ。と思って油断したらさらに最凶のエンディングがくっつけられていた。観客を激怒させるというか心を弄ぶというか踏みにじるというか奈落の底に突き落とされるというか背後からナイフではらわた抉りにくるというか、いやもうこんなドイヒーな映画…最高です。
『ショーシャンクの空に』と同じくダラボンが脚本書いている。だから続けて観ると余計に落差がつくので、ぜひお試しを。
バッドエンドが嫌いな人は絶対見ない方が良い。
想像していた遥か上の胸糞ラスト。
唯一の救いはおばさんを倒した事かな。
この映画のMVPはオリー。
エンドロールの環境音も妙に心を抉る。
ただせめて残弾4あるならもう少しやりようがあった気が
して、このラストを選択するならもっと八方塞がり感が
欲しかったと思う。あとカルトおばさんの観客ヘイト集約シーンがあまりにも長すぎた気がするので-0.5。
自分について来てくれた人を自分の手で殺めた数分後に
霧が晴れるのはあまりにも間が悪すぎたけど、この終わりに
したことでかなり重たいメッセージ性は感じられた。
化け物の変なB級感を含めてもかなり楽しめました。
ただ評価が割れるのはかなり納得。
何かと話題になる作品なのでそういう意味では一度はどうぞ
後味悪さとか大どんでん返しとかは聞いてたけど、ああこういうことかというところか。
子供がね、死んじゃうのはよくない。
キャストもダブるからウォーキングデッドと近い考察によりがち。
一番怖いのは人間ってやつ。
ああいう限られた空間に自分がいたらどうするのかなとは思う。
書くまでもないが他はアメリカを全面に感じる。
都会と田舎の違い、
軍が出てくること、
宗教色が強いこと(日本なら異常な状況で何にすがるのか?)、
怪物=タコやイカみたいな触手(アメリカへの偏見か?)。
メル・ギブソンの映画とごっちゃになってたので、最初はいつ彼がキャストとして出てくるのかなあ〜と待ってた。
あっちの映画みたいなエンディングだったらよかったのにね。
手に汗握るスリラー!からの胸糞エンド!
自宅PS4にて、amazon prime videoで鑑賞しました。
スーパーに買い物に出た主人公とその息子。買い物中、外は霧に覆われ、謎の生物に襲われ始める。パニックもののスリラーです。
スーパーに閉じ込められた人たちの様子がすごいリアルだなと感じました。外に何かがいる、と忠告する人々、それを信じない人々、宗教おばさん、など派閥が分かれ始めます。この映画を見る前は、巨大な化物ぐらいしか出てこないと思っていましたが、意外と色んな気持ち悪いクリーチャーが出てきてビックリしました。スーパーしか居場所がないのに、そのスーパーに巨大昆虫やら変な翼竜みたいのが入ってきたら、パニックですよね…
主人公の隣人の弁護士は、ちょっと好きになれなかったですね…あそこまで頑なに信じようとしないものでしょうか?笑 信じられないなら証拠を見に行けば良いのに、と思ってしまいます。ちょっと人間不信過ぎて、心の病気なんじゃないかと思うくらいでした。
また宗教おばさんも見ていて気持ちの良いものではなかったですね。周りをどんどん洗脳していって、しまいには生贄と称して人の命を奪ってしまう。正直銃で撃たれて殺されて、ちょっとスッキリしました笑。
そして衝撃だったのがラストですよね。車で霧の外まで逃げようとしますがガソリンが切れてしまいます。そこで主人公は、銃で息子を含めた周りの人を殺し、自分も死んで終わろうとしますが、弾が足りません。外に出て化物に殺されようとしたところで、スーパーの人々を乗せた軍が通り過ぎていく、という…なんとも後味の悪いラストでした😑
主人公達の選択は間違っていたわけではありませんでした。ただ、タイミングと運が悪かったと言うそれだけのことでしたが、もし自分が主人公だったら…と考えると、どうにもやりきれない気持ちになります😣
エイリアン?さんは
窓ガラス割れないんですね…
私は窓ガラス完全に破って来るものだと思ってたのでかなりガッカリしました。
しかもその後来ないし…気まぐれエイリアンですね。
密室空間での人間模様のくだりは嫌いじゃなかったので(腹は立ちましたけど)星0.5足しました。
個人的には主人公側ばかり責められて、選択した行動も全て裏目で間違ってるように見せられてしまってなんだか悲しくなりました。
しかも行動と決断を下した側ばかりが犠牲になるのでなんだかな、と。
誰彼構わず襲われていたら、気にならなかったかもしれません。
(そういう映画じゃないのはわかってます)
あとはエイリアン?さん達や霧についての言及がほとんどなくてモヤモヤしました。
結論:私には合いませんでした。
セサ“ミスト”リート 今日の単語は「贖罪」です
台風で大きな被害を受けた、湖畔の家に住むデヴィッドと息子は、隣家の弁護士ノートンとともにスーパーマーケットに出かける。
いつも通りのスーパーだったが、突然街にはサイレンが響き渡り霧が立ち込める。
「人が“何か”に攫われた」と血だらけで走り込んでくる男性。
霧は街全体を包み込み、次第に霧の向こうの“何か”が彼らに襲いかかる。
原作:スティーヴン・キング
監督脚本:フランク・ダラボン
言わずと知れた霧中怪物映画。
史上最強のバッドエンドと聞いていたので、少し期待しすぎたところはありましたが、とてもよく作られた作品でした。
世界の終末期、極限状態に置かれた人間たちはどういう状況に陥り、どういう行動を取るのか。
スーパーマーケット、ディストピア、未体験の出来事と決断の連続、本当の怪物は人間などなど、怪物映画のお決まりの展開を踏襲しつつも、あまりの救いの無さや宗教など真新しさもあって非常に面白い。
全体的に明るいシーンは皆無だが、主な胸糞シーンは3つ(贖罪・狂信・終止符)。
噂のラストも凄いが、それ以上に贖罪シーンがキツすぎた。
画面上からあいつら殴り殺したかったもの。
スーパーマーケットという狭い中に描かれるアメリカ社会。
怪物襲来という事件により均衡が崩れた瞬間、人は人でなくなる、いや元々の人間像なのか。
「なんで最初に出てった女性が最後生きてるの?」と疑問に思ってる人が多いけれど、あれは最大限の皮肉だよね。
最初に出ていれば助かったかもしれない、もう少し待てば助けが来た、恐らくスーパー居残り組も助かっただろう。
しかし、この後も怪物との戦いは続きそうだから助かったとしてもバッドエンドだ、と言っている人もいた。
正しい判断なんてわからない。
誰が悪いわけでもない。
結局、怪物襲来の原因も突き止められなかったわけだし、そもそも科学的根拠なり宗教的観念なり、何かしら理由を見つけて答えを出そうとすること自体が間違っているのかもしれない。
人間は救いが欲しくてなんでも理由や根拠を欲しがるけれど、型にはまらない、はめて解決してはいけないものもある。
正しさとは…
いや、、あの。。
あの~、どこが良かったかよろしければ教えてもらえませんか…
僕のセンスが悪いんですかね…
シャッターからでてきたタコ足の本体は?(このシーンで一気にB級へぶっ飛びました)そんなことはいいんですかね? 結構重要人物かなって思ってた弁護士は出て行ったきりほったらかし? 突然とってつけたようなラブシーン?(その後一番かわいいコ殺される…) ガラスを割ってまで入ってきた怪物の襲撃は一回きり?なんで? 超突然のアーミーの自殺? カルトおばさん殺した店員さん、おおっかっこいい!って思ったら次のシーンで食べられる(!) 脱出したあと、エンストする前に車乗り換えるとかガソリン奪うとかできませんかね、いやできるよね? なんで霧が晴れたの? あんなでかい怪物に軍はすんなり勝てたの? 最初のおばさんなんで助かってたの? そもそも異次元ってなんですか? 衝撃のラストってあのとってつけたようなエピソードのことですか、もしかして?
こんなにもつっこみどころ満載なのに…
なんで、、なんで誰もつっこまないんですかぁぁぁ~!!!
胸糞だけど面白い
ある町に深い霧がかかり、霧の中に入っていってしまった人はどうやら謎の怪物に殺されてしまうらしい…そんな状況でスーパーに逃げ込んだ人々の動向を描いたミステリー映画。
とまあ、あまり説明だけだと面白くなさそうですが、めちゃ面白いです。先入観を持って観てしまうので皆んな完全に騙されます。2回目を見てみると責任感が強く光属性な故に見えてこなかった主人公のやらかしが色々と見えてきて面白いです。
集団心理が本当のホラー
出てくる化け物はCG感強めで、そこまで怖くはありません。
本当に怖いのは、
極限状態に陥った時の集団心理(パニック)!
不安が宗教を生んで、その宗教が争いを生む
という世の中の縮図が
スーパーマーケットの中で見られた気がします。
後味悪い映画で有名ですが、
最後の銃のシーンは展開早かったような。(笑)
ここまで頑張ったのに
最後あっさり思い切ったなあ‥
と思っちゃいました。
あと、そもそも軍の計画がSF過ぎてよく分からない‥
異次元との窓を作る????
あの人の説明でみんな理解できてた?!
人間の脆さと希望を見せた霧
はじまりは便利な時代に生きる現在の良識も理性ある人間たち
霧とその奥にある恐怖を目の当たりにし
精神を保つために神にすがる
2、3日のスーパーの密室で
死の恐怖と隣り合わせにする事で
人間が集団として生活する
そのはじまりを見た気がした
人の命の尊さを学んできた人間に
生贄という馬鹿げた事を押し付けてくる
まるで霧の中にある村
信じるものが正しくなる
少数派は排除して暮らしやすくする
これを今の規律ある暮らしに持ってくるまで
人間たちは膨大な時間を費やしてきた
それを霧はあっという間に
人間がいかに脆くて危険な生き物か
分かりやすく示した
ラストかろうじて自分たちの正義、正気を頼りに
逃げ出した主人公たちもガス欠になり、なす術なく
恐怖を続けるか(絶望的な街を見て生き延びれるとは思えない)解放されるか選択を迫られ心中を図る
計り知れない恐怖の中で子供を自らの手で
殺めるのはとても悲しく、その時は最善であり愛だった
わずかに残る理性で子供を恐怖や苦しみから守りたい
という究極の愛の深さを描いていた
その後間も無く、助けが来るオチ
このオチが主人公の更なる絶望であり
作品としては希望的な部分
世界が終わったと思って絶望していた主人公たち
その後ろには多くの救助と生存者がいた
スーパーを1番先に出た母親は子供達を守りきっていた
自分たちは霧をさまよって絶望していただけで
世界はまだ動いていたし生きていた
追い詰められると視野が狭くなってしまう
あのスーパーにいた皆と同じように
例え正しくても、少数派であれば潰れる
潰される、殺される、自ら命を絶つ
助けは以外とすぐそこにあったかもしれないのに
容易く助けてもらった人も多かったと感じる皮肉なラスト
勝手に絶望して、そこから溢れた主人公たち
ストーリーとしてはあの父は全てに絶望しているだろうしおそらく自ら命を絶つ
霧の中の生物の正体は、タコだろうがクモだろうがエイリアンだろうがなんでもいい
出口の見えない霧もいつかは晴れる
それは突然やってくる、恐怖と生きてみろ
と言われている気がするそんな作品
確かにラスト15分は.....
CMにある通り、ラスト15分は観てられなくなる。
バッドエンドだってことはわかった。
やり切れなくなる。
ただもう少し説明がほしかった。霧の中のあの生き物は、一体どうやってできた?憶測はできるかもしれないが、はっきりした答えがでてなく、ムヤムヤしたまま終わってしまう。
そして、あの宣教師みたいな人、あれは早く死んでほしかった。
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