ありふれた愛のおはなし

劇場公開日:

解説

ふと恋に落ちていく男女の心の機微を鮮やかに描き出すフランス流恋愛映画。平凡な失業主婦を非凡に演じるのはヴァレリア・ブルニ=テデスキ(「乳母」)。そしてその相手役は「ロベルト・スッコ」での演技が記憶に残るパトリック・デリゾラだ。監督は「だれも私を愛さない!」でセザール賞の第一回監督賞にノミネートされるという栄誉を果たしたマリオン・ヴェルヌー。

1999年製作/105分/フランス
原題:Rien a Faire/Empty Days
配給:ワイズポリシー
劇場公開日:2006年7月15日

ストーリー

リストラされ失業中の元管理職の男ピエール(パトリック・デリゾラ)と、同じく失業中で労働者階級の女マリー(ヴァレリア・ブルニ=テデスキ)。二人はスーパーマーケットで知り合った。それぞれ家庭を持ちながらも、同じような境遇にいることが手伝って次第に親密になっていく二人。デートともいえないようなデートを繰り返すピエールとマリーに、周りの友人たちは訝しげな視線を向けるようになっていく。ある日、ピエールが採用試験の最終選考に残った。すぐマリーに報告するピエール。クリスマス休暇に入り、ピエールはスキーに出かける。一方マリーは夫とうまくいかず、荒れた気持ちで新年を過ごしていた。そんな彼女の元にピエールから電話がかかってくる。しかしそれは彼の不採用の知らせだった。そしてその後、二人は初めて口づけを交わすのだった……。しばらくしてピエールから「すべてを無かったことに」という申し出があった。結局は、どうにもならない男と女のよくある話だったというのだ。二人の落ち着かない日々が過ぎていく。そしてある日、いつものスーパーマーケットで家族連れで来ていたピエールとマリーがふとすれ違った……。

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