劇場公開日 2004年7月3日

「21世紀に制作の緑の雄大な西部劇」ワイルド・レンジ 最後の銃撃 Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)

3.521世紀に制作の緑の雄大な西部劇

2015年2月15日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

興奮

総合70点 ( ストーリー:65点|キャスト:70点|演出:70点|ビジュアル:75点|音楽:70点 )

 西部劇だけど一面の緑が続く草原地帯を舞台にしていて、アリゾナやテキサスあたりの砂漠の赤茶色の景色が出てこないし、音楽もゆったりとしたもので、普通の西部劇とは印象がかなり異なって新鮮だった。登場人物の過去と人間性を掘り下げる部分もあり、これから戦うただの牛飼いや銃を撃つ人たちという以上の価値を彼らに与えているのは好感が持てる。銃撃戦だけではなく、生活や人生についても見つめている。90年代にはわけのわからない幼稚さを存分に示して低迷したケビン・コスナーも、ここでは心の闇を持つ男が再生する様子を上手く演じていて、ちょっと見直した。でも敵役の描き方は弱い。
 銃撃戦の場面は、圧倒的に数的不利にも拘らず敵ばかり倒れて味方には弾が当たらないというご都合主義があり、数的不利を乗り越えるための戦術や展開を具体的に示していないのは不満。そのあたりは昔ながらの西部劇と変わらなくて進歩がない。むしろ前半のほうが楽しめた。

コメントする
Cape God