劇場公開日 2003年11月22日

「ドイツらしい児童文学の映画化」飛ぶ教室 Gustav (グスタフ)さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ドイツらしい児童文学の映画化

2020年5月2日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

身寄りのない少年が転校の末辿り着いた寄宿学校で仲間たちと友情を築く姿を描いた、E・ケストナーの児童文学の映画化。子供に注がれる視点のやさしさ、舞台劇の表現主義、ドイツ古典音楽、そしてファンタジーと、ドイツを特長付ける表現が為されている。通学組と寄宿舎組の対立の子供たちの微笑ましさもいい。ただ、この内容ならもっと良い映画にできるはず。トミー・ヴィガントの演出力不足が惜しまれる。

Gustav