「まあまあだった」ポランスキーの欲望の館　古泉智浩さんの映画レビュー（感想・評価）

　旅行中の女の子が男に襲われ、豪邸に逃げ込むと変な家だった。女の子が着ている服が、その屋敷の主人のパジャマで、途中でズボンも奪われるし、そのズボンもノーパンで履いていて危うい。みんな無職で仕事していなさそうな連中で、ホテルのようでもあって、最後までよくわからない。話も適当で気にしているとムカつきそうだ。主人が女の子を気に入って、部屋でセクハラなお願いをすると女の子が聞き入れてくれるのが優しくていい。主人は満足して死んでしまうのだけど、幸福な最期だ。