ファンタスティック・プラネットのレビュー・感想・評価
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この作品もものすごく今さら観たけど 内容もさることながら、70年代...
この作品もものすごく今さら観たけど
内容もさることながら、70年代にこのアニメーションが存在してることに震えてる。この絵が動いてるのが意味わからない。すごすぎた。
WOWOWのYouTubeで観た。
物語と関係なく面白いと感じたところは…
・何の説明もなく見せられる、奇妙な動物たち
・なぜかいつも片乳を出しているオム族女性
・オム族を殺す自動発射型のガスが妙に長回し
・ドラーグ族のサイケデリックな食事と瞑想のお時間
・オム族の神秘的かつ奥ゆかしい生殖活動
・時代を感じる音楽
以上です。
「こんなアニメーションが50年前にあったんだ!」という経験として、一見の価値ありと思います。
そして人は地球で同じ事を繰り返す
アリの行手を阻んで動きを眺めて巣穴に水を入れてみたりしていたなという幼少期の記憶が…。
青い人達、本気出したたら勝てそうなのに(大きいし)星分けて生きる事でよしにするの偉いな
これが本当の人類の歴史だと思ってみれば面白い
色鉛筆風の絵で見応えがある。効果音、BGMも斬新で面白い。巨人族と人間が登場する。
視聴中に閃いたことがある。
日本が世界の縮図なら、日本には小型の人間が、世界には大型の人間がそろぞれ住んでいた。世界に似せた島を巨人たちが作ったかもしれない。
インスピレーションが掻き立てられる。
描いた絵がアナログで動いている感じがして好き。
切り絵アニメーションって
所謂、ストップモーションでアニメを作ったってこと?
とその辺わからずにフル視聴した。
正直ストーリーは変なの〜って思ったけど
これは癖になったりハマる部類だなぁ。と
違う意味での危険性を感じた。
キリスト教文華圏らしいアニメ。
カルトでマニアックだわ◎
素晴らしい映像表現と内容。衝撃過ぎます。
内容は、とある何処かの異世界が舞台。ある惑星には生態系の頂点として人間の10倍ほどの青い肌と赤い目をした宇宙人がいて、人間を飼っているそのドラーグ人とドラーグ人に飼い人が知識を得て逃げ野良人間としてドラーグ人世界との共生関係が始まるという幻想的な物語。
印象的な台詞は『彼らは脆い弱い生き物たのだ!』ドラーグ知事が初めに娘に語りかける言葉。人間な存在が蟻の様に描かれている辺りヒューマニズムを皮肉っている所が今にしても食い込んで表現してるなと感じる。虫人間としての扱われ方はいい!一気に世界に吸い込まれます。もし当時観てたら衝撃過ぎて忘れられなあだろうと思います。
印象的な場面は、ドラーグ人から首輪を着けられるシーンです。激しい音と光はそれだけで説得力あります。A・アシモフの言う様に過ぎた科学文明は魔法の様に見える。その通り異様な不可思議な世界観を納得させるだけの画像構成が凄いです。癖が強すぎて癖になりそうです。
印象的な演出は、やはり脚本のキレの鋭さです。底なしの野蛮な欲望の権化である人間との共生に舵をきる辺り異星人の価値観として、納得してしまう凄さがあります。よく言えば論理的。悪く言えばご都合主義。しかし発表された1973年という事を考えれば凄い!2023年の今観ても十分すぎる新作感覚味わえました。普遍的なテーマである人間をメタ的に捉える表現には未来への先見性が感じられます。
映像のオリジナリティもさることながら鉛筆画も味がありいい。瞑想や雲を食べる仙人の様な欲の薄いドラーグ人と野蛮で貪欲な人間との対比が比喩的表現として自分の考えの中に入り込んできて、ドラーグ人の学習用具の様に頭から離れません。SFが好きな人からすれば親しみ易い実験的で革新的な素晴らしい作品です。
好奇心が刺激されまくる画が次々と登場するかんじ
不思議の国のアリスから可愛さを抜いて、癖と気持ち悪さを20倍にしたみたいな映画🤣
「なんだそれは…!?」と興味を持ってかれる生物や生体などなどが、軽く紹介しときますね〜ってかんじでゆるく登場する。その設定がいちいち気になる。
設定や世界観をまとめたものがあるならそれを読みたいと思うくらい、わりと嫌いじゃない。
お気に入りなのは、首輪をつくるシーン。視覚と聴覚からめちゃくちゃに情報が入ってくるのがツボ笑
あと、決闘のシーンが滑稽で好き。あの体にワニみたいなやつ固定させて戦う競技だれか実演してほしい。
月の夜に繁殖行為するのも「生物」みが強すぎて笑った。
最初は、なんとか族がとにかく気持ち悪いな〜って思ってたけど、人間も同じくらい気持ち悪かった〜
最後の展開は、まぁ想定内ではあったけど、結構あっけなくて笑ってしまった!笑
不気味な要素こそ多いが怖くはない
芸術的感性が刺激されるのでクリエイティブな仕事をしてる・目指してる人は絶対に見たほうがいい
(子供にはあまりオススメしないが)
この手の作品にしてはストーリーは意外とシンプルで70分という短い時間のため気軽に見えるのも嬉しい
芸術作品としての映画
どの瞬間を切り取っても、絵画のよう。精緻なタッチと構図、ユニークなキャラクターや建築や動植物は、シュルレアリスムの世界観の作り込みとして素晴らしい。
ドラーグ人を通して人間をメタ的に捉えたストーリーは、世界平和のヒントにつながるものな気がする。
ア、アニメかよ。しかもなんだこの世界観は。人間が蟻が如くいたぶられ...
ア、アニメかよ。しかもなんだこの世界観は。人間が蟻が如くいたぶられているぞ。頑張れ、人類。
でてくる機械、動植物、何もかもが奇妙で薄気味悪い。しかしまあ、不思議と見入ってしまう面白さ。やっぱり変ですフランス🇫🇷(笑)
人を選ぶがSFの古典であり最終形態であろう作品
この監督の脳内はこんな感じになってる訳ね。素晴らしい。多分何か新しいものを世に生み出したい映像作家連中はこの作品と監督に嫉妬するのでは。
この物語を一度見たら、そのイメージとストーリーが僕の脳内の多分意識下の何かと融合して溶け合って不可分になり、それはまるで取り憑かれでもしてるような気分だ。この感じだとこのまま墓場まで持っていきそうだ。
50年前の映画でもここまで斬新とは! いやはや凄い。
独特の雰囲気が不気味さを醸し出す。
西洋の宗教画がアニメになって動いているような感じ。
瞑想の仕組みや、知恵の輪、不気味な植物や怪鳥など、独自性のオンパレード。
今観てビシバシ斬新さを感じるって、50年前の公開当時は卒倒ものだったのでは。
最後が少しあっさりだな。
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