劇場公開日 2023年7月28日

ひまわり(1970)のレビュー・感想・評価

全82件中、61~80件目を表示

2.5うーん🤔

2020年9月7日
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鑑賞方法:映画館

どちらにも共感できなくて、名作だと年配の方は言うけれど、そーか?と疑問符だらけになりました。ごめんなさい。

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mio

5.0見渡す限りのひまわりが象徴する色彩が徐々に失われていく冷徹なドラマ

2020年8月11日
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鑑賞方法:映画館

第2次大戦中のイタリア。アフリカ戦線行きを間近に控えたアントニオは12日間の休暇を得るために恋人ジョヴァンナと結婚し郷里で急ごしらえの新婚生活を謳歌していた。休暇が終わろうとした時どうしても別れられない二人は共謀、アントニオが精神に異常をきたしたと装って従軍を逃れようとするがあっさり見破られてしまい過酷なロシア戦線に送られてしまう。やがて終戦が訪れアントニオの帰りを待ち侘びるジョヴァンナは一人の帰還兵からアントニオが極寒のロシアで置き去りにされたことを知らされ単身ロシアに渡るが・・・。

初めて観る映画のはずなのに終始既視感に苛まれるのは映像の断片を物心ついた頃から様々なメディアで垣間見てきたこと、本作に影響を受けたであろう様々な後続作品を沢山観てきたこと、そして幾度となく奏でられるヘンリー・マンシーニの主題曲が脳裏に刷り込まれているからでしょう。50年前の映画ですが傷一つ見当たらないリストア映像の色彩がとにかくビビッド。タイトルロールに映し出されるひまわりの眩しさにいきなり心を奪われます。ジョヴァンナとアントニオの新婚生活はかなりコミカルで愛らしく、アントニオが勢いで作ったオムレツを巡るシーンはほぼショートコント。それゆえに徐々に色彩を失っていく物語とのコントラストが残酷なまでに際立っています。特に印象的なのは駅のプラットフォームで呆然と立ち竦むアントニオの背後に聳え立つ原子炉。戦争に振り回された者達を非常に見下ろすかのような佇まいが強烈でした。ソフィア・ローレンのはち切れんばかりのセクシーさは圧倒的で、本作を名作に押し上げたのは彼女の魅力に負うところが非常に大きいでしょう。個人的にはマーシャを演じたリュドミラ・サベーリエワの透き通るような美しさもまた魅力的でした。二人の美しさが鮮烈すぎるので、マルチェロ・マストロヤンニにはそんなに心を動かされませんでしたが、アントニオの右手の癖にイタリアーノの真髄を見た気がします。

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よね

3.0酷似作品

2020年7月25日
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鑑賞方法:映画館

50周年HDレストア版のリバイバル公開にて劇場鑑賞。戦争によって引き裂かれた男女の恋愛を描いたドラマですが「シェルブールの雨傘」にかなり酷似しているので新鮮味に欠けた。これが映画史に残る名作と言われてもねぇ…疑問符が付く作品。
2020-125

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隣組

5.0反戦と恋愛ドラマが感動を誘います

2020年7月24日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

73才の母が、昔見た映画でもう一回観たい!と思っていたところこの、HDレストア版として映画館で公開され、早速観た母の感動の様子から気になり、観に行きました。一緒にいった彼女も観終わった後、ぐっと来ている様子でした。涙腺サバンナ状態の僕も思わず涙ぐむと言うより胸をぐっとつかまれました。第二次世界大戦によって引き裂かれた夫婦と残酷な現実。そして二人の運命。本当に色んな想いを届ける映画で、観て良かったと心から思えました。それ以外にも美しい景色や冷戦化のソ連においての貴重な映像としても見る価値あると思います

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たかぴんち

懐かしい映画

2020年6月20日
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今年、還暦を迎えたものです。50年前ですから私が10歳頃だと思います。記憶がはっきりしていないのですが、たぶん今年90歳頃になると思われる育ての親の今井さんというおばちゃんに連れられて、高松の映画館に連れて行ってもらいました。初めて見た映画館での映画だったと思います。(うろ覚えですが私は多度津町の出身で、多度津町にはなんと映画館があり、そこで怪獣映画(ゴジラ?)を観たような気もしますが、定かではありません。)ただ、この時の印象が、一面のひまわりの映像とソフィアローレンの顔(すいませんが内容はあまり覚えていません)。さらには同時上映のなんと黒澤明の「生きる」だったのです。志村喬さんの演技に10歳の私は感動しました。50年も前の事で、記憶もはっきりしていないのですが、当時国鉄の機関車で行ったのだと思います。映画館は片原町あたりではなかったでしょうか。高松駅から映画館までどのようにして行った記憶がありません。(たぶんバスかな?)ネットで検索してみても、そのころの情報が出てきません。当時はどんな名作でも同時上映が通常だったと思いますが、どうなんでしょうか?そのころの情報をお持ちの方がおられましたら、ご連絡いただけませんか?ひまわり(1970)はまだ見ていませんが、是非とも観に行きたいと思います。

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hyde_k

4.5音楽が素晴らしい。

2020年6月12日
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50年前の映画、今頃観ました。終始流れる切なく懐かしい感じのテーマソングが印象的でした。冒頭の広大なひまわり畑、風になびいているのが悲しいストーリーを予感させます。ほとんど出ずっぱりのソフィアローレンの情熱的で行動力のある主人公の演技がすごい。ソ連で再会した夫と話もせずに汽車に飛び乗るシーンは悲しい。
出てくる時計がいつも6時前後を指しているのはどういう意味だろう。二人の気持ちは結婚した時と変わっていないという暗示だろうか。

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うどん人

5.0ついに劇場で

2020年6月6日
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鑑賞方法:映画館

テレビでは何度も観てる、録画もしてる。でも劇場で観たかった、念願かなって劇場であの感動を味わえ満足です。まさに大人の恋愛映画。日本映画界よ、歯の浮く台詞や壁ドンばかりの恋愛映画ばかり作らずこれを手本にしてくれ。

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あらじん

5.0ウクライナの花、ひまわり

2020年6月6日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

悲しい

大体の内容知っていただけで、初めて見ました。遠景のひまわり畑の印象が強かったけれど、最初も最後もひまわりの花そのもののアップが映る。それを見て、ひまわりは顔なんだ、人間なんだと思った。ひまわり畑の下には、イタリア兵、ロシア兵、ロシアの老若男女の死体が埋まってる。数でなくて、一人一人名前と顔を持った人間。最後に映った3つのひまわりの花は、幸せなジョバンナ、アントニオを待ってたジョバンナ、吹っ切って(でもイアリングはとっておいた)新しい人生を歩むことにしたジョバンナ。かもしれないし、ジョバンナ、アントニオ、アントニオを助けた若く美しい妻でもあるんだろう。

いつまでも6時を指してる目覚まし時計。時が経つのを忘れるほど愛し合ってる時。ロシアに住んでるアントニオが工場から戻る汽車の到着が6時15分。ミラノのジョバンナの部屋で二人が再会して年月が経ったことをお互いの顔と髪で認識して(でも吹っ切れた後のジョバンナは美しい)、口づけして、アントニオが汽車でミラノを発つ時刻が5時45分(に見えたけど)。愛し合っていた6時に向けてやり直すこともできたのかも知れないのに。その「6時」の前後を指す時計の針に胸が痛くなった。ここ数ヶ月、出ることもなかった涙が大量に出た。

前半、明るいイタリアの場面では女性が履いてるサンダルがやたら可愛かった。ソフィア・ローレンの美しいこと!すんなりした足にスタイル!泣く表情が全部違っていて素晴らしい。24個の卵にバターが必要だという北部出身のアントニオ、オリーブオイルしかないというナポリのジョバンナ。どちらでも幸せなオムレツ。

奇しくも、コロナ自粛前の最後に映画館で見たのが三島vs全共闘の映画で、50年前の話。コロナの自粛がとりあえず解除された後に最初に映画館で見たのが50年前制作のこの映画。
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そしてロシアによるウクライナ侵攻。ウクライナ支援のために今月末からこの映画が各地で上映される(2022.03.06.)。

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talisman

3.0リマスターの美しい光景

2020年6月6日
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イタリアの作品だが、戦争に絡めたメロドラマとして日本でヒットしたらしい。

目の覚めるようなひまわりの畑のシーンがすごかった。
デジタルリマスターの威力は、このシーンを観るだけでもわかる。
全部下には死体が埋まってる、と言いながら、(戦中戦後の実際映像を使っていたのであろう)死体を埋める映像に驚きつつも。

なんかこう…
前半、イタリア人らしく恋仲になったら、ずっといちゃいちゃしてるシーンばかりなんで、眠くなった。

また、後半はいかにもイタリア人って顔の男主人公(マルチェロ・マストロヤンニ)がロシア人って、どんなギャグやねん、とツッコミたいのを我慢。

余談ですが、『はいからさんが通る』(原作漫画)って、『おてもやん』とこの『ひまわり』が大きな影響を与えているんじゃないかなぁ、って思ったりして。

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コージィ日本犬

5.0大女優

2020年6月2日
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ソフィアの最高作かな。マルチェロとのコンビ映画はいくつか作成されており、いくつか見てるがその中でも何度見ても、もう一度見たくなる作品。

お互いに愛してるのに、戦争により引き裂かれた二人、往年の大女優ソフィアローレンに魅了されます。

タイトルのひまわりも好き。何十年も前の作品が引き継がれていくのは素晴らしいね。

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ken

4.0圧倒的なひまわりのシーンが印象的

2020年6月1日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

懐かしい映画です。
TVで知ったあと、リバイバル上映でも見ました。
又上映されるんですね。
イタリアの陽気な新婚の2人が戦争によって引き裂かれてしまう。
ラストの選択は本当に辛いものでした。
西側のカメラが初めてソビエトの中に入った映画でしたか💦

村の娘役で出てたリャドミラ・サベーリエワはこの少し前
ソビエト映画の長編「戦争と平和」に年齢と同時進行で出演して
当時、話題になっていましたっけ。
ソフィア・ローレンの大ぶりな感じと対照的に可憐な印象で
配役も上手でしたね。
イタリアとロシアという全く雰囲気の違う世界を繋げて見せてくれた映画です。

ソフィア・ローレン、本当に際立っていました。
「2人の女」は辛い内容でしたが上手い役者でしたね。
ミュージカルの「ラ・マンチャの男」では歌声も聴かせてくれましたし。
一部吹き替えでしたが💦
公開当時はハリウッド一辺倒じゃなかったので、イタリアとかフランスとか
外国の映画が沢山見れました。
この映画はそんな中でもとりわけポピュラーな作品でした。

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Bird

3.0「ひまわり」に込められた意味

2020年4月22日
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鑑賞方法:DVD/BD、試写会

悲しい

作品自体は知っていたものの今まで観る機会がなく、今回のHDレストア版で初鑑賞。
前半での夫婦の軽妙なやり取りから一転、後半は哀愁のメロドラマ展開。
タイトルにもなっている花の「ひまわり」のように、芯が強くてバイタリティにあふれ、花言葉の「あなただけを見つめる」を体現するかのように、夫だけを追っていた妻。
そんな彼女をモスクワで待ち受ける酷な現実。

ひまわりはロシアの国花だが、本作でのひまわりは、悲しい歴史を土台に咲いている。
これほどまでに多面的な意味を持つ花があるだろうか。

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regency

3.0辛い

2019年5月29日
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最近まじでさみしいから、こころの底にしみた映画でした。
誰かを完全に忘れるなんて、辛いことです・・

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ハワイアン映画道の弟子

4.0久しぶりに観た

2019年4月20日
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大昔に観ただけでしたが、
いままた、リマスター版で観た。

ソフィアローレン、セクシーでしかも演技派。
マルチェロ、深い悲しみの表情がいい。
列車で遠ざかるシーン、
まるでキリストのようにせつなかった。

北の地にさきさかるひまわり。
その一本一本の意味、、

せつない、ラブストーリーに止まらない、深い戦争への反対の意思を感じ、
骨太の映画と思った。

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ゆっこ

5.0大人の生き方のバイブル

2018年6月22日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

笑える

悲しい

 名作中の名作。筋や解説を読んで、聞いて知った気になっちゃう。所がどっこい、何を知った気になっていたんだろう?
 良い意味で裏切られます。
 どなたかが「この映画を観ることなしに恋愛を語ることなかれ」とおっしゃっていましたが、同感です。

ひまわり、ひまわり、ひまわり。

イタリアを代表する女優、気が強くて明るくて、夏の太陽に例えられ、夏の太陽にも引けを取らない、そんなローレン女史を表現しているのかと思っていた…

けれど…
 兵士をはじめとして戦争で亡くなった方の墓標、果てしなく続く墓標…
 太陽に焦がれて、太陽ばかりを追い続けついに花になってしまったニンフ…
 …こんな物悲しい物語の象徴だったなんて…

 戦争に引き裂かれて、狂ってしまった運命…
 前半が、恋する者たちのおかしさ・恋する楽しさを十分に魅せてくれるだけに…。
 ロシアでのしっとりとした落ち着いた生活も魅せてくれるだけに…。
 自分の幸せ・激情に惑い・苦しみながらも、幼き者の幸せを優先して踏みとどまる二人。大人の決断。
 …子どもを犠牲にして、それが幸せだと思っている人だってたくさんいるのに。

 この筋の展開だと単なるメロドラマになってしまいそうなのに、お昼のメロドラマとは違う。演出、演技…が違う。
 あらすじを知っていても、シーンごとに「こうくるか!!」の連続。名優の演技。
 迷いながらも、自分の張り裂けそうな思いを抱えて、パートナーを、ライバルの気持ちを大切にする強さ…、責任をきちんと引き受けることを選択した強さ…
 号泣、胸が張り裂けそうなのに背筋が伸びる。
 心をかき乱され、揺さぶられる。私なら?こんな大人の振る舞いできる?

静かな、心に沁みわたる反戦映画であるとともに、
自分自身の、別れたくなかったあの人を思い出して涙してしまう。
大人の生き方を見せてくれる映画です。

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とみいじょん

4.0戦争悲話

2017年12月15日
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中学生の頃見たままシーンの映像しか記憶になかったので見返した

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mamagamasako

4.5何度見ても新しい発見があり感動する。ソフィア・ローレンの迫力、存在...

2017年6月3日
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鑑賞方法:試写会

何度見ても新しい発見があり感動する。ソフィア・ローレンの迫力、存在感がすごく、引き込まれてしまう。お日様に照らされていたオープニングのひまわりがエンディングでは打ちひしがれているのが物哀しい。

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tsumumiki

4.5なんとかなりませんか・・

2017年4月23日
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鑑賞方法:DVD/BD

運命と言ってしまえばそれまでですが。やりきれないです。

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さばとら

4.0素晴らしい!

2016年3月23日
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ネタバレしない程度に。

希望と絶望。

戦争がもたらしたもう一つの現実。

情熱的で、どこか少女のようなピュアさで、戦争がもたらす悲劇と向き合った女性をソフィア・ローレンは完璧に演じていました。

その立ち振る舞いまで、本当に美しく、かっこ良い、なのに人間くさい。
ソフィア素晴らしい!の一言です。

彼女に感情移入して映画を観れば号泣します。

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hina hina

4.0クラシカルな良質さ

2015年6月9日
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鑑賞方法:映画館

長年観たかった映画で、大きなスクリーンで観ることができて、とても良かった。

音楽はよく知っていたし、ヒマワリのシーンもTVのワンシーンで観たことはあったけれど、内容は詳しくは知らなかった。

ストーリーは淡々と進んで行くが、古い映画だからこそのカメラワークや、俳優たちの表情や演技力、風景とファッションと、最後まで飽きることなく楽しめた。

さすがに有名なだけあって、クラシカルで良質な映画だと思う。

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yumeko