劇場公開日 1953年12月15日

「MGMミュージカルの双璧‼️」バンド・ワゴン 活動写真愛好家さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0MGMミュージカルの双璧‼️

2023年10月27日
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この作品は「雨に唄えば」と並んでMGMミュージカルの双璧‼️フレッド・アステアの数多くの作品の中でも「トップ・ハット」や「有頂天時代」と並んで最も好きだし、監督のビンセント・ミネリにとっても「巴里のアメリカ人」よりも「バンド・ワゴン」だな‼️やっぱり‼️ヒロイン役のシド・チャリシーは私にとってミュージカル映画界最大のミューズ‼️なんてったって「雨に唄えば」と「バンド・ワゴン」両方に出演している女優さんだし、歌唱力も素晴らしく、ダンサーとしての実力も完璧‼️この「バンド・ワゴン」出演時で31歳、2人の子供のお母さんだったなんて、ホント恐れ入ります‼️物語はアステア扮する落ち目のスターが、起死回生をかけて、変わり者の舞台作家と組んでミュージカルを上演するというバックステージもの‼️変わり者の芸術家、しかもちょっとダークサイド入ってるジャック・ブキャナンがホントハマり役で、フレッド・アステアとの相性も抜群‼️そしてやっぱり数々のダンスナンバーがホント素晴らしいんです‼️アステアが駅のホームで歌う「バイ・マイセルフ」‼️アステアと靴磨きのペアでのダンス「シャイン・オン・ユア・シューズ」‼️最初の舞台が失敗した夜のパーティーで歌う「アイ・ラブ・ルイーズ」‼️シド・チャリシーの美しさ際立つ「ニュー・サン・イン・ザ・スカイ」‼️アステアとブキャナンが三つ子に扮するコミカルな「トリプルズ」‼️そして犯罪小説をイメージした大掛かりな「ガール・ハント・バレエ」などなど‼️しかし私が最も好きなのは、夜の公園を舞台にしたアステアとチャリシーの「ダンサー・イン・ザ・ダーク」‼️ビョークの映画じゃありませんよ‼️2人が繰り広げる甘美なデュエットは、間違いなくミュージカル史上最高のダンスシーンだと思います‼️完璧‼️そしてラストを飾る「ザッツ・エンターテイメント」‼️その高揚感‼️祝祭感‼️後にかの豪華なミュージカル・アンソロジーのタイトルともなった事も当然の名曲‼️ホント夢のような2時間‼️あ〜また観たくなったなぁ‼️

活動写真愛好家