トレインスポッティングのレビュー・感想・評価
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ふぁっきんすこてぃっしゅ
選ぶことさえくそな世の中に
スコットランド訛りってドイツ語みたいに聞こえますね。
ヘロインの薬物作用に興味があった+ユアンマクレガー出演だったため鑑賞。
う~ん、どうなんだろう。
10年前の作品ですから、少し今の若者文化と違う風に感じられるのは仕方がないとして、
若者独特の平和に飽きた閉鎖感+怠惰感+安易な快楽という点はすごく表現されているのだと思います。
ちゃんとドラックミュージックもBGMで流れていますし。
ハイになってやることやって、なんてすごく馬鹿な若者っぽいですね。
青春映画とは馬鹿っぽいのでしょうけど、これは青春映画とも違う感じで、不思議。
アンチドラッグ映画かなー。
大した悩みも持っていない(というような描写)のになんで薬に走るかというと・・・
大した理由もない。あえて言うなら社会に出るのが嫌なだけ、みたいな。
社会が自分の中に無いから、詐欺だってなんだってできる。という投げやりさ。うーん、若者。
現実の生活につながることなんてどんなものだって選びたくない厭世観=ヘロインやるぜヒャッハー につながるところが非常に欧州的ですね。
お気に入りシーンは
ユアンが車に手をついて悪そうにHAHAと笑う所。これは劇中に何回も見れます。
まあ、ストーリは好き好きですよね。
英国映画らしい皮肉にあふれていますし、最近は英国映画もきちんとした起承転結のある映画が多くなってきたと思うので、この成長も達成も曖昧で見ていてもよく分からない構成が懐かしくもあるのですが・・・
ちょっと突飛すぎるかな。
ドラッグやってる若者が取る行動としてはありきたりなものなのでしょうか。
ナレーションで進行映画。
逃げるが勝ち
のっぴきからイギーポップの曲で始まり、最後のアンダーワールドまで、UKポップスの集大成を体験できる一石二鳥な作品。そして、これは麻薬問題が深刻なイギリスの若者のために作った青春映画でもあります。
ドラックと犯罪づけの日々を送る主人公が、そこから抜け出すまでの過程をサイケデリックな映像で描いており、公開当時はそのあまりにも斬新な表現手法で、本国のみならず他諸国、そして日本でもちょっとした社会現象になったものです。展開はコミカルだが、ドラッグというものを客観的に描いている所が印象的。というのも、先にも書いたけど、これはドラッグつけの若者に向けて作られた映画なのです。ジャンキーな音楽を並べたりと、どこまでも、そんな若者への優しいまなざしが感じられる作品です。
個人的にはやはり最後の終わり方が爽快。性善説では発想できない心憎いラストとなっております。また、「お金」というものに対して見方を変えるきっかけになった作品でもあります。子供は見ちゃだめよ。
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