劇場公開日 1997年4月12日

天国の約束のレビュー・感想・評価

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3.0何があっても無邪気なままの少年時代

2013年11月22日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

楽しい

単純

総合55点 ( ストーリー:55点|キャスト:70点|演出:70点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )

 大恐慌時代を生きる少年の一日をのびのびと描く。

 凝縮されたその一日にはお金を稼ぐ大変さを知ったり、貧困と飢えに苦しむ現実があったり、死を目のあたりにしたりして衝撃的なたくさんのことが起きるのだけれども、観ていて衝撃が強くない。実際、大人たちが苦しんでいても、少年は映画に行くことに夢中だ。何があってもまだそれらのことをしっかりと認識できていない年齢だからなのだろうか、結局少年はずっと無邪気なままじゃないか。大恐慌時代の一日を振り返り傍観しているだけ。
 登場人物たちの演技や演出は悪くない。けれど、この少年の一日を観ていてもこれだけのことで終わりなのかという思いが残り、物語に物足りなさを感じた。

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Cape God