世界中がアイ・ラヴ・ユーのレビュー・感想・評価
全11件を表示
『アニー・ホール』以降のウディ・アレン作品(最近作は置いといては)では最も底が浅い。ミュージカルとしても生ぬるいがクライマックスのセーヌ河岸のシーンが良いので一つ⭐をオマケ。
①キャストの中でゴールディ・ホーンだけが本当に歌える(歌が上手い)ことが分かるように延々と下手な歌を聴かされたのであればウディ・アレンは少々意地が悪い。
あのシーンが『LA・LA・LAND』の元ネタだったのが分かったけれど。
あとティム・ロスも歌上手かったね。
②豪華なキャストを楽しむだけの薄っぺらな映画と言われても仕方がないな。
ウディ・アレンの演出力は落ちていないけれども。
雰囲気>内容
若いエドワード・ノートンの歌から始まる。
ミュージカルシーンの半分以上はノートンが歌ってた気がする。
ミュージカルというより歌とダンス挟んだ映画という感じ。
言い方変えるならオシャレなミュージカルって感じかな。
幼さが残るナタリーポートマン可愛かった。
指輪2回飲み込んじゃうシーン等笑えるシーンも入ってる。
私の初ウディ・アレン映画だが、どれもこういうテイストなのかな?軽ーくポップに見れる映画。
俳優目当てで見るにはいい映画。
流し見してたからかもうストーリー忘れた。
内容より雰囲気を楽しむ映画。
癒やされやすいドリュー
ゴールディ・ホーン、ナタリー・ポートマン、ジュリア・ロバーツ、エドワード・ノートン、ティム・ロスと豪華キャストのミュージカル。
ラブコメ風かと思いきや、やはりウディ・アレンであった。かなりのドタバタミュージカル(笑)ま、笑えるからいいんだけどさ。ウディ・アレンとジュリア・ロバーツのひと時恋なんて、ツッコミ入れてあげたいです(ひそかに自己満足してるな・・・と)。
ある一家に起こるラブコメディ。 ミュージカルを取り入れているが、ミ...
ある一家に起こるラブコメディ。
ミュージカルを取り入れているが、ミュージカルのワクワク感の盛り上がりには欠ける気かする。
けれど、パリの河岸でダンスするシーンは良かったかな。
ウッディ・アレンが遊び心で作ったような楽しい映画。ライトでメルヘン...
ウッディ・アレンが遊び心で作ったような楽しい映画。ライトでメルヘンチック、ミュージカル仕立てなのも面白く、アレンならではの歌とダンスが秀逸。あまり深く考えず、踊るシーンを楽しみながら観るのにちょうどいい小気味いい作品だった。
ミュージカル?
Drew Barrymoreをのぞいてみんな俳優が歌ったらしいが、けして上手だとは言えないが、こういうミュージカルだそうだ。でも、ミュージカルといってもミュージカルには不十分だし、コメディといっても、コメディーになるほどの笑いが多いわけではない。親子の政治的見解の違いがちょっと出てきても、これじゃあ不十分だし。あまり、インパクトのある映画ではなかった。好きなところはホールデン(Edward Norton)がDrew Barrymore に歌う
''Just You, Just Me,'' がなんとも言えない。お互いの恋しているのがよくわかる淡い恋の歌だった。
金持ちはパリにいったりベニスに行ったりするので、ニューヨークを含めたこの3箇所の移動には違和感がなかったが、こまったことに、配役が多すぎるのか欠点で映画のポイントが良く見えなかった。それに、失礼かもしれないが、冴えない男が主役かもしれないが、もうそろそろ、主役をおりてもいいのではないかと思った。
のっぺりしたツルッツルで引っ掛かりのない感じ
劇場公開時鑑賞。
ほんとに見たのはコレだったか記憶を疑うレベルで印象薄い。でもノートン出ててミュージカルだもの、みたみた間違いない。初アレンがこれだから以後なんとなく敬遠してましたが。
いいミュージカルじゃないか!
やっぱウディアレンは凄い。
まあ中身は薄っぺらいかもしれないけど
演出や景色は見ごたえあるし
テンポいいセリフの羅列と
豪華なキャストで
すごく充実してた
これドリューバリモアの
一番可愛い頃だよね
ナタリーポートマンと共演なんて
珍しく感じる
ウディアレンは自分をかっこよく撮らないから
いいよね
まあ結局魅力的に写っててズルいんだけども
でもこれウディアレンがやってなかったら
もっとヒットしたんじゃ、、、
大人の恋を描かせたら一流だよなあ
と思ってたら
ポップなジョークも効いてて
本当に天才かと思う
家族がアイラブユー
ある一家族の群像劇。大きな問題も何も考えず軽快に乗り越えて行くウディ・アレン流に何だか気持ちも軽くなった。ティム・ロスとドリュー・バリモアのキスシーン、ゴールディ・ホーンとウディ・アレンのダンスシーンなど記憶に残るシーンもあって面白かった。僕がミュージカル苦手なので踊り歌い盛り上がる演出と反比例して冷めてしまう自分にガッカリ。
批評泣かせな映画だと思います
1996年製作のウディ・アレン作品でございます。「マンハッタン」がすごく良かっただけに、結構期待していました。
内容は、マンハッタンに住むある一家をベースに、またまたハチャメチャな人間関係が展開されています。その一家の妻は離婚歴があり、その相手は現在はパリで作家をしているアメリカ人(この人がウディです)。
妻の新しい家庭は堅実なのですが、どこかネジが緩んでいます。夫は知識人で妻と同じくリベラルな思想の持主ですが、何故か息子はがちがちの保守派で共和党支持者。犯罪者は一生、刑務所に入れておけだとか、白人優越主義を一家団らんの場で吠えてみたりで、つねに父親との喧嘩が絶えません。
娘は、前夫ウディとの間にできた子で、父親の遺伝子を受け継いだのか超恋愛体質(が長続きしない)。もう一人の娘は、誰もが認める男性と婚約しますが、リベラルな両親をもった性か、刑務所から出たばかりの男に口説かれ婚約を破棄。
一方、パリに住むウディは、いつも女性をうまく口説き落とすが、これまた関係が長続きしない。恋人に逃げられるたびに、前妻に泣きつきことの連続。そして、それを快く受け入れる前妻と現在の夫。この映画の登場人物は、みんな性格に問題を持ってますが、とてもお人よしなのです。
そんな人間模様をミュージカル仕立てに描いているのです。内容、というかドラマ性はほとんどなく、最初から最後まで、そんな登場人物たちの喜怒哀楽が描かれ続けています。そして、これだけです。
「マンハッタン」と比較すると、ウディの作風もかなりアクが抜けたというのが第一印象です。観ててそれなりに笑えるのですが、それ以上のものがありません。色々な人を描いたせいか、観ててなかなか中心になるメッセージが伝わってきませんでした。
それでも世の中の上流階級に住む人々を風刺することで、アメリカという国自体も風刺しているような雰囲気は伝わってきました。「自由」という言葉もいきすぎると、こんな家庭になってしまうんだよみたいな。
でも、本作はわたくし的にそれ以上ひっかかるものがありませんでした。こんなにレビューを書くのが難しい作品はなかなかないです。
だって、けなそうにもけなす所がないし、褒めるところもないのですから。
ある意味、これって名人芸なのかもしれませんね。
全11件を表示