劇場公開日 1998年4月25日

「70年代テイストがいっぱい」ジャッキー・ブラウン みつまる。さんの映画レビュー(感想・評価)

3.070年代テイストがいっぱい

2015年4月4日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

興奮

大金を手にして引退すると言うのが、武器密売人オデール・ロビーの人生の最終目的である。
その為なら、ドジを踏んだ奴や勘の鈍った奴は平気で始末してしまう。
それがたとえ自分の仲間であってもだ。
そんな極悪非道を極めたような性格のオデールだったが、実は神経質で小心者。
隠し金の運搬も空港の税関が怖くて、黒人スッチーのジャッキー・ブラウン(パム・グリアー)に任せていると言うから情けない。
ところが、したたかなジャッキーの策略により隠し金が忽然と消えてしまった 。
放心状態のオデールは、落ち込んだ眼球を異様にギラつかせ、すっかり憔悴しきってしまう。まるで亡霊と言うか、生気が失せてしまった落武者のようでマジ怖いんですけど。
タランティーノのパム・グリアー“愛”が半端なかったが、個人的にはハル・ベリーかジェニロペあたりをキャスティングして欲しかったかな。
ま、中年のおばさんとおじさんの恋愛を描いているところが、この作品の持ち味なのかもしれないが。

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みつまる。