劇場公開日 1973年1月13日

「【強烈な、煽り運転撲滅キャンペーン推奨映画。シンプルな設定でここまでの緊迫感を見る側に与えるカメラアングルを含めたスピルバーグ監督の映像センスに脱帽するサスペンス映画】」激突! NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0【強烈な、煽り運転撲滅キャンペーン推奨映画。シンプルな設定でここまでの緊迫感を見る側に与えるカメラアングルを含めたスピルバーグ監督の映像センスに脱帽するサスペンス映画】

2021年12月20日
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鑑賞方法:TV地上波、VOD

怖い

興奮

難しい

ー 内容は巷間に流布しているので割愛。-

・田舎道で車を走らせるセールスマン。その前をスロースピードで走るオンボロタンクローリー。

・軽い気持ちで追い越したセールスマンの車を、狂的なまでに執拗に追いかけてくる運転手の姿を一切写さない、疾走するタンクローリー。

・途中、アクセントとして挿入される、ドライブインでタンクローリーの運転手を見つけようとするセールスマンの独白。”謝罪するかどうか・・”
が、観客には依然としてタンクローリーのドライバーは明かされない。

・スクールバスを推し掛けするシーン。

・列車が迫っている踏切で、セールスマンの車を線路内に押し込もうとするタンクローリーと下腹に響くホーン。

<ラストも鮮烈な、ワンシチュエーションサスペンスムービー。
 遥か昔に鑑賞した際にも怖かったが、運転するようになってから見ると、怖さが倍加した作品。
 ドライバーが顔を見せない狂的で執拗なタンクローリーが、追い越しした車を追い詰めるというシンプルな設定ながら、多用するローアングル、タンクローリーの不気味なホーンを含め、スピルバーグの映像センスが十二分に発揮された作品である。>

NOBU