劇場公開日 1973年1月13日

「主人公はスピルバーグの父親のメタファー」激突! エスムさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0主人公はスピルバーグの父親のメタファー

2020年2月29日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

この映画は単なるエンターテイメントと勘違いされることがありますが、決してそうではありません。
監督のデビュー作では監督自身の価値観や人生が色濃く反映されるケースが多く、この映画も例外ではありません。
スピルバーグの映画では「親になれない大人」「親に捨てられた子供」が表現されていることが多く、それが作家性です。
この映画でもその作家性が盛り込まれており、それは主人公がスピルバーグの父親のメタファーであることです。家庭を見捨てていることや不道徳であることが映画の中で多く演出されており(ラジオの内容など)、それがこの映画に深みを与えている要因だと考えます。

YOUTUBEで動画を作成しているのでよろしければそちらもご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=Krb574iDh-c

エスム