劇場公開日 1976年4月3日

「生きる力を何度も権力に奪われる姿が心に響く」カッコーの巣の上で Yojiさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0生きる力を何度も権力に奪われる姿が心に響く

2022年1月27日
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20代で初めて見て、60代の今でも毎回何かを感じる名作です。
クズな主人公マクマーフィの生命エネルギーがこの映画の全ての根源だが、その力を強制的に何度も権力に奪われる姿がどの年代でも心に響くのだろう。
ラストの救いに泣けるのはそのエネルギーが受け継がれた姿を感じたから。
権力に道理があるのも描いてるのも凄い。

監督と主役役者だけでなく、何もかもがこの時代に噛み合って完成した映画の歴史に残る名作

Yoji