「山岳サスペンスアクションの傑作」影なき男(1987) レプリカントさんの映画レビュー(感想・評価)
山岳サスペンスアクションの傑作
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公開当時、劇場で観賞。未だに本作を超える山岳サスペンスアクションは存在しない。本作に続くクリフハンガーやバーティカルリミットなどは中途半端な出来で満足のゆくものではなかった。とにかく面白い映画の鉄則、悪役が見事に描かれている。冒頭、人質と共にシーツに潜んで脱出し、ようなしになった人質をあっさり射殺したり、正体がばれるのを恐れて登山仲間全員を殺害するなど非情さは格別。CGのない時代、むしろそういった画像を見せられると興ざめしてしまった前出二作と違い、ロケ映像にもこだわり臨場感も醸し出している。また反発し合う二人がいつしか互いを認め合うようになるバディムービーとしても秀逸だと思います。
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