狼の挽歌のレビュー・感想・評価

B級アクションになるのだろうが、後期マカロニ・ウェスタンの流れを継ぐマカロニ・アクションと言える名作かもしれない。
と言いながら、実は通して見るのは始めてかもしれない。デレビでも、映画の予告編でも、それらを見て、最後の場面だけ知っていた。だから、最後はエンリオ・モリコーネの音楽がバックミュージックとして流れているものと思っていたが、それが違っていた。さて、
通して見ていないと言ったが、二本立ての一本として、見ていたかもしれない。ジル・アイアランドのヌードが印象残っている。最初と最後が凄い事も思い出した。でも、通してのストーリーは全く忘れていた。
『一発で殺して。私痛いの嫌だから』いい台詞
親父の入手不明のダビングDVDから

　けっこうダラダラとして見えなくもないカーチェイスなど、ゆったりと間を取った丁寧な描写に表現の豊かさを感じた。ヒロインのろくでもない悪女っぷりがよかった。ボスが彼女の浮気をむしろ歓迎していて、それでもなお彼女にぞっこんで、すごい。

　大きな感動や興奮があるわけではないのだが、登場人物の佇まいが魅力的でまた見たい気分になる。

ブロンソンとアイアランドの夫婦共演アクション巨編／イタリア映画。アイアランドの悪女ぶりば素晴らしい。