王者のためのアリア

劇場公開日:

解説

“鉄のズビシッコ”と呼ばれた実在の国際的プロレスラーをモデルに彼の栄光の軌跡を描く。製作はレホスウァフ・シッテンバッハ。監督、脚本は脚本家出身のフィリップ・バヨン。撮影はイェジー・ジェリンスキ、音楽はズジスワフ・ショスタク、美術はアンジェイ・コヴァツィクが各々担当。出演はクシシュトフ・マイフシャク、ポーラ・ラクサ、ボグシュ・ビレフスキ、ヴォイツェフ・プショニャックなど。

1979年製作/ポーランド
原題:Aria dila allety
劇場公開日:1981年10月8日

ストーリー

世界的なプロレスラー、ウォディスワフ・グラレヴィチ(クシシュトフ・マイフシャク)は、メッサリーニのオペラ公演に際して彼が今までに世界各地で獲得した像をすべて展示してもよいと考えた。彼は、夢があった昔を回想する--彼の幼年時代、彼は町にやってくるサーカス一座を興味をもって見つめていた。そして一座の一員になったグラレヴィチは、プロレスラーを目ざし練習に励んだ。小屋には怪奇な人間たちがそれそれの特技をみがいている。闘牛場で牛に挑む者、コインを曲げて見せる男など……。そして舞台で数々の試合をこなし、彼は強者ヘと育ってゆく。そして宿敵アプス兄弟との出会い。彼らに出会ったことで、グラレヴィチはより闘志を燃やし、名をなしてゆくのだった。彼は独自の技術とその巨大な肉体を生かして勝ち進む。彼はやがてアプス兄弟の弟を倒し、さらに美しい妻をもらい、富と名声を欲しいままにする。しかし、そこでチャレンジをやめる彼ではない。ロンドン・パビリオンに多くの人人が集まった。グラレヴィチとアプス兄との世紀の対決が展開されるのだ。リングはたちまち流血の修羅場と化した。長時間にわたる試合の結果、グラレヴィチが勝利を手に入れた。興奮にうずまく会場をよそに、外にさまよい出るグラレヴィチ。夜の闇の中に浮かび上るオペラ座。回想を終えた彼の後方の壁には、数々のメダルや写真が飾ってある。そしてその一つ一つが今、運び出されてゆく--

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