髑髏城の七人 アオドクロ

劇場公開日:

解説

歴史や神話をモチーフとした劇団☆新感線“いのうえ歌舞伎”シリーズの代表作『髑髏城の七人』を、『ゲキ×シネ』としてデジタル上映したもの。出演は、市川染五郎、佐藤アツヒロ、鈴木杏、池内博之、そして演出家としても活躍するラサール石井。舞台演出をいのうえひでのり自身が手がける。

2005年製作/203分/日本
配給:ティ・ジョイ
劇場公開日:2005年3月12日

ストーリー

時に天正十八年、織田信長が逆臣の手にかかり、はや八年。 天下統一は浪速の猿面冠者-豊臣秀吉の手でなされようとしていた。ただし、唯一関東を除いては。関東の大平野に忽然とそびえる漆黒の城、“髑髏城”。黒甲冑の武装集団“関東髑髏党”の首魁は、自らを“天魔王”と名乗る仮面の魔人だった。天下統一を狙う秀吉の最後にして最大の敵となった天魔王。そして風雲急を告げる関東荒野に、奇しき縁にあやつられ集まる者たちがいた。髑髏党に追われる沙霧(鈴木杏)を行きがかりから助けた謎の牢人狸穴二郎衛門(ラサール石井)と玉ころがしの捨之介(市川染五郎)は、“女を隠すには女の中”と色街無界の里へ向かう。色街では無界屋の極楽太夫(高田聖子)をめぐって馴染み客の関八州荒武者隊を名乗る荒くれ者たち・こぶしの忠馬(佐藤アツヒロ)、水無月才蔵(川原和久)、小田切渡京(粟根まこと)が捨之介と小競り合いを繰り広げていた。仲裁に入った主人・無界屋蘭兵衛(池内博之)は、昔馴染みの捨之介に気がつく。そこに沙霧を追う髑髏党の幹部・鋼の鬼龍丸(高杉亘)が居所を嗅ぎ付け無界屋に襲撃をかける。騒然となった無界屋に突然現れた天魔王により、捨之介と蘭兵衛たちの封印された過去が明らかになる。そして二人の過去を知る謎の刀鍛冶(三宅弘城)とともに、捨之介たちは天魔王に立ち向かうべく髑髏城へと乗り込んでゆく。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

4.5ゲキシネの傑作です

2024年9月18日
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鑑賞方法:映画館

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本能寺の変で織田信長が明智光秀の謀反により亡くなってから8年経った頃、天下統一を目前とした豊臣秀吉の支配が及んでいなかった関東は、天魔王と呼ばれる仮面の男が率いる、関東髑髏党、に支配されていた。
その関東髑髏党に追われていた少女、沙霧を助けた捨之介は、偶然知り合った狸穴二郎衛門とともに、旧知の無界屋蘭兵衛を頼って色街、無界の里へと向かった。
しかし、無界の里で沙霧を匿ってもらおうと思っていた矢先、里は髑髏党の襲撃を受けてしまった。天魔王と戦うことを決意する捨之介たち。果たして捨之介や天魔王と蘭兵衛の因縁とは、という話

劇団☆新感線の代表作、髑髏城の七人、のアオドクロ、という2004年に公演された舞台劇をゲキシネとして上映したものとのこと。
途中15分のインターミッションを入れるほどの長い作品だが、眠くもならず、ずっと面白かった。
秀吉の小田原征伐の後くらいの設定だろうと思うが、信長、秀吉、家康の絡む戦国時代の話は面白い。
配役も、一人二役の市川染五郎(現、松本幸四郎)はもちろん素晴らしかったし、鈴木杏、ラサール石井などもさすがだった。
個人的にはカンテツ役の三宅弘城のとぼけた姿が凄く面白かった。

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