劇場公開日 2006年3月11日

「ダイオキシン8倍」ルート225 collectibleさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ダイオキシン8倍

2023年1月14日
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はじめの方は子供向けの作品なんかなぁなんて思ってたけど、このラストだとそんな事もないか。
姉弟パラレルワールドから戻れなくなり、高橋由伸テレカを使って家に電話をかけることだけが元にいた世界と唯一繋がれる方法。
そこから帰る方法を見つけ出そうとするが、帰れない二人。それだけで最後までいく。
ちょっと太めの弟ダイゴが名演技。世界の異変にもいち早く気づき姉に教え、警戒して、平行世界へ移行してきたことを理解して説明した。
高橋由伸選手のテレホンカード、高橋由伸選手のキーカバー、指摘してツッコミを入れる姉。パラレルワールド内で高橋由伸選手がちょっと太ったことに気が付く弟。などはじまりのあたりは軽めのタッチなのだけれど、後半からシリアスになっていく。
どの世界で会っても、お互いに元の世界の自分たち、本人だと確かめられるように姉弟間のみ通ずるサインを決めるあたりから悲しい予感がする。
原作は有名な小説らしいのだけれど今まで知らずにいた。

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