あおげば尊しのレビュー・感想・評価

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あおげば尊し

劇場公開日 2006年1月21日
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ガキのうちは、どんなに恨まれてもかまわない。 ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

映画「あおげば尊し」(市川準監督)から。
「なぜ、死体を見ちゃいけないんですか?」と訊かれ、
「とにかくやめろ」としか言えなかった、テリー伊藤さん扮する教師は、
「死」というものに興味をもつ年代の子どもたちに、
余命僅かな自分の父親の闘病生活に関わらせることで、
命の重さや大切さ、一所懸命生きることの素晴らしさを伝えようとする。
しかし、そんな取組みを批判する人たちが必ず登場し、こう言い放つ。
「人の生き死には、教材じゃないですよ。命の重さをわかってないのは、
子どもじゃなくて先生の方じゃないんですか?」・・
自分たちは、何も行動しようとしないくせに・・と思ってしまう。
勿論、判断は十人十色だし、その効果なんて何十年先かもしれない。
それでも、愛情と自信を持って行なう教育こそ、価値があるのではないか。
主人公の父親も先生だが、彼の教育に対する考え方は
「ガキのうちは、どんなに恨まれてもかまわない。
彼らが大人になった時に、俺の教えがわかってくれればいい」だった。
たぶん、息子も同じ考えで、子どもたちに真っ正面から向かっている。
父親が亡くなった時に、葬儀に駆けつけてくれた教え子たちが、
「あおげば尊し」を精一杯の声で歌ってくれたシーンは、涙腺が緩んだ。
やはりこの歌は、先生と生徒を繋げる素敵な歌であると思う。
是非、これからも、卒業式には歌い続けて欲しいな。

shimo
shimoさん / 2013年3月19日 / PCから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  泣ける 難しい
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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暴れん坊の新たなる境地

老人介護や学級崩壊etc.様々な問題に悩みやがらも、答えを見出そうとする主人公を、あの武闘派演出家・テリー伊藤が好演。

ビートたけしのお笑いウルトラクイズが未だに強烈な私は、ダチョウ倶楽部達の乗ったバスを海の底へ沈めるが如く、途中で、
「テメェ、じじぃ!早く死ね!!」
とブチキレやしないだろうか?
とドキドキしながら観ていた。

しかし、最後まで物静かで人格のある聖職者を演じており、
“役者・テリー伊藤”
という新境地を垣間見れて面白い。

深刻なテーマを扱っているだけあって、取っ付きにくい部分も若干有ったけど、日頃の職場でのトラブルや私自身もやがて両親の介護をしなければならない事など、自分の境遇に重ね合わさり、胸が熱くなる。

担任のクラスに、死体に興味があり、心に陰を持つ生徒がいて、彼を病床の父親の介助をさせる事で、死ではなく生きる意味を教える場面は、特に感慨深い。

私は、自分の親父とは色々あって、心を開いて接する事が、どうしてもできない。

一つ一つの言動に苛立ちが積もってしまうのだ。

でも、この映画で、ふれあうヒントを漠然とだが、得たような気がする。

ありがとう、
テリー先生。

では最後に短歌を一首

『父眠る 棺見送る 春の歌 風より響く あおげば尊し』
by全竜

全竜
全竜さん / 2011年8月20日 / フィーチャーフォンから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  泣ける 知的 幸せ
  • 鑑賞方法:映画館
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