劇場公開日 1980年3月29日

少女娼婦 けものみちのレビュー・感想・評価

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2.0美しいシーンと内田裕也

2020年5月25日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

自由に生き飛び遊ぶ海鳥が、たまたま腹立ち紛れに投げた石が、狙ったわけでもないのにたまたたま当たって真っ逆様に墜落してしまう
何度となく登場するカット
男に抱かれる度に聞こえる微かな海鳥の鳴き声
女の人生もそうなのかも知れない

美しく心に残る撮影シーンがいくつかある
浜辺のへりの道を夕暮れにに屋台を曳く母娘
逆光の美しい波浪の中を入水自殺しようとする青年
吹っ切れた娘のなか放つ大きな花火のオレンジ色の火花

そして内田裕也の存在感
食うやる仕事する
それだけの毎日は退屈だ
本作も睡魔を催すほどに中盤は退屈だ

美しいシーンと内田裕也だけが本作を観る価値だと思った
神代辰巳監督らしさは十分にある

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あき240