自由戀愛

劇場公開日:

解説

第9回島清恋愛文学賞を受賞した岩井志麻子の同名小説を、「突入せよ!「あさま山荘」事件」の原田眞人監督が映画化。女性の自由が制限されていた大正時代、強く美しく生きる二人の女と彼女たちに愛される男の恋模様を描く。出演は長谷川京子、木村佳乃、豊川悦司。

2004年製作/117分/日本
配給:IMAGICAエンタテインメント
劇場公開日:2005年9月3日

ストーリー

大正初期、東京。華やかで革命的な空気のなか、「職業婦人」という言葉が生まれ、その新しい生き方が女学生たちの憧れとなっていたこの時代、明子(長谷川京子)と清子(木村佳乃)は女学校の同級生として、青春を謳歌していた。天真爛漫で陽気な明子、地味で控えめな清子、女学生たちは皆、男子に養われるのは恥辱である、「自由戀愛」を貫こうと声高に誓い合った。数年後―。かつて「職業婦人」を謳っていた少女たちは、見合いにてそれぞれ嫁いでいった。明子は磐井商会の次男坊・磐井優一郎(豊川悦司)の妻となり、何不自由ない幸せな生活を送っていた。ある時、明子は銀座で、女学校の同級生であった千鳥(瀬戸カトリーヌ)と再会し、清子が離縁したという噂を耳にする。一度嫁いだものの、亭主に妾がおり、家を飛び出したのだ。清子を憐れに思った明子は、親切心から夫の会社の事務職に就けるよう取り持ってやる。翌日、さっそく清子の実家を訪れる明子。明子は清子のみすぼらしい姿を見かね、面接用にと自分の豪奢な着物を差し出した。明子の無邪気な行為は、清子の自尊心を深く傷つけ、憎悪の念を生ませる結果となった。鏡に映った清子には、今までにない華やかさが生まれた。一枚の着物が、地味で目立たない清子を妖艶な魅力を持つ一人の女へと導いてゆく。面接のため磐井商会を訪れた清子は優一郎と対面する。優一郎は明子とは正反対の魅力を持つ清子に強く惹かれ、清子もまた、誠実で野心家である優一郎に親愛の情を抱いた。たった一枚の着物が、三人の人生を大きく狂わす分岐点となったのだった。三人の運命は、予想もしない方向へと転がってゆく。

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映画レビュー

3.0「いいよ」じゃなくて「よかった」なのね

2009年2月8日
PCから投稿

知的

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shimo
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