劇場公開日 1979年9月15日

「無差別通り魔殺人への憤りが貫徹した愛とメッセージの結晶」衝動殺人 息子よ Gustavさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0無差別通り魔殺人への憤りが貫徹した愛とメッセージの結晶

2021年11月23日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

木下惠介監督の復活に拍手!
全盛期の映像美は無い。無差別通り魔殺人事件の社会問題に対する木下監督の憤りが、全編を通して貫かれ迷いがない。愛とメッセージの結晶。今日的なテーマを監督独自の叙情性と社会批評のバランスの上に表現した力作。主演若山富三郎の熱演と高峰秀子の秀演が作品の品格になる。

  1979年 12月9日  飯田橋佳作座

Gustav