シークレット ワルツ

劇場公開日:

解説

ひょんなことから犯罪世界で生きていくことになる、血のつながらない姉弟の姿を描いたドラマ。監督は自主映画出身で、本作が劇場用映画デビューとなる野火明。ゆうばり国際冒険・ファンタスティック映画祭のオフシアター部門の審査員として野火と出会った香港の映画監督ツイ・ハークと野火が原案を担当、野火と「That'sカンニング! 史上最大の作戦?」の斉藤ひろしが脚本化した。撮影は「渚のシンドバッド」の上野彰吾。主演の姉弟に「汝殺すなかれ」の石堂夏央と、「八月の狂詩曲」の伊崎充則がふんしている。R指定。

1996年製作/105分/R/日本
配給:ビターズ・エンド
劇場公開日:1996年11月13日

ストーリー

ケチな盗みをして暮らす血のつながらない姉弟のマキと慎二は、犯罪組織の暗殺現場で負傷した殺し屋・火野を助けたことから、3人での奇妙な共同生活を始めた。これを知った火野の雇い主である佐藤は、慎二を殺し屋の世界に導こうとする。マキは火野と関係を持ち、佐藤のボス・大和からも大きな関心を持たれるが、マキ自身は過去に受けた心の傷のため、男に対して異常な行動をとることがあった。マキと火野の関係を知った慎二はせつなさのあまり覚醒剤に溺れ、佐藤に救われて殺し屋になることを決心する。一方、チャイニーズ・マフィアとの取り引きに際し佐藤を切り捨てた大和は、マキを自分のものにしようとしたその時、火野やマフィアに襲われ、リンチの果てに自殺に追い込まれていった。覚醒剤取り引きの実権はすでに佐藤が握っていた。慎二もまた火野とともに、佐藤とマフィアとの取り引きに関わっていく。マキはいまだに火野に対して異常な素振りを見せていたが、ある事件をきっかけに慎二はマキへの感情を自覚し、姉弟の関係も微妙なもつれを抱えていった。そんなおり、覚醒剤に手を出し幻覚に襲われた佐藤は、チャイニーズ・マフィアに対する不信感を肥大させ、ついにはマフィアのボスを撃ってしまう。火野や慎二もその銃撃戦に巻き込まれ、慎二は火野の銃弾を受け、火野も傷を負った。あとからやって来たマキは、慎二に促されるようにして火野を撃ち、さらに一発の銃声がマキに向かって響いた。やがて砂浜にマキと慎二の姿が見られたが、それは幻か、それともすべてが夢だったのか。

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