見たい度推移(赤線は公開日)


喜国雅彦の同名漫画を、これが監督デビュー作となる塩田明彦が映画化。ごく平凡なカップルとして出発した高校生二人。ところが、少年が少女に対してひそかなフェチ趣味を抱き続け、それが発覚したことから、彼らは坂道を転げ落ちるように、禁断の絆を結んでいく。異様な状況に抗いながらもサディストとしての資質に目覚めていく女と、マゾヒストとしての自分を開花すればするほど純化していく男。ありきたりなゲームとしてのSM関係ではなく、いわば互いを育み成長させていく“喪失”と“発見”の旅模様。方言による効果的なセリフ使いもあり、生々しいモチーフを一種のファンタジーとして着地させることに成功している。



