劇場公開日 1982年4月17日

「昭和の匂いと哀愁が漂う」刑事物語 Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0昭和の匂いと哀愁が漂う

2015年10月30日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波、CS/BS/ケーブル

悲しい

総合:60点 ( ストーリー:50点|キャスト:65点|演出:55点|ビジュアル:70点|音楽:70点 )

 やたらと女の裸が出てくるのは誰の趣味なのかわからないが、典型的なチンピラや悪役のくだらない演技も含めて昭和の匂いが強く漂う。不幸な生い立ちの真面目で不器用な刑事が、不幸な女と出会って流されていく姿に哀愁が漂い、物語と演出はくだらないのにその哀愁にしんみりとして嫌いになれない。
 結末で流れる吉田拓郎の方言だらけの歌は、子供の頃に聞いたときは下俗だなと思ったが、大人になって聞くとこの歌の持つ哀愁が理解出来る。そんなわけで質の低い割りになんとなくひきつけられる作品。

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Cape God