劇場公開日 2020年11月27日

「怪獣 VS 怪獣作品では群を抜く出来♪ 俳優陣のキャスティングも◎」ガメラ 大怪獣空中決戦 レオンさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0怪獣 VS 怪獣作品では群を抜く出来♪ 俳優陣のキャスティングも◎

2023年12月11日
PCから投稿

対怪獣同士の作品では出色の出来です。
ガメラの出現、ギャオスの捕獲など理にかなった演出が、無理なく物語を進め、あっという間に見終わります。

俳優陣も小野寺昭さんのよいパパ風自然な演技、中山忍・伊原剛志のひたむきさ、螢 雪次朗のコミカル感、役人=本田博太郎・軍人=長谷川初範の存在感 等々キャスティングも適材適所で申し分ありません。

唯一、スティーヴン・セガールの娘である藤谷文子が、ガメラと意思疎通出来る共鳴体になってしまうところが、当初違和感がありますが、そういう設定と受容下さい。

そして当時の本物のニュースキャスターがニュース映像で出演しているシーンもリアルです。

戦車・トラック・ヘリ・艦船など、自衛隊が本物で撮影協力しているシーンも搭乗してる方も本物の自衛隊員?など、考えながら見入ってしまう♪
ガメラの着ぐるみ感がやや気になりますが、暗いシーンでごまかしたCGハリウッド作とは異なり、ハッキリ見せてくれている事をむしろ英断に感じる。

「ゴジラ-0.1」の制作費1500万ドル(約20億円・ハリウッド作は10倍以上)が低すぎるのに、すごいクオリティと驚愕している海外ファンが多いですが、本作は恐らく5億未満の制作費です。
その点を甘受してご視聴を♪

今作は平成ガメラ3作のうち1作目(1995年)ですが、昭和ガメラシリーズの「大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス」(1967年)も傑作ですので、機会あれば♪

レオン
レオンさんのコメント
2023年12月16日

>トミーさん
起こった事を自然な流れで見せているから、違和感がないですよね。 対して-0.1はこう感じてもらおう、こう思ってもらおう等の思惑が見えて違和感が湧きますよね。

レオン
トミーさんのコメント
2023年12月14日

劇場でも複数回観ていて、DVDも繰り返し観ているんですが、マイナスワンと比べてもお話が良く出来ていると思います。人間の味方みたいな感じですが、絶叫演技とか無いですしね。

トミー