劇場公開日 1988年9月15日

「すき焼き食べて〜」異人たちとの夏 hyvaayota26さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5すき焼き食べて〜

2024年1月19日
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食べないでよそってくれるお母さん。照れてるのか卵かき混ぜてるお父さん。食べてほしいのにね。
アイスとビールときゅうり。お母さんのよく似合う花柄のワンピース、よそゆきの浴衣。大きな花の髪飾り。
秋吉久美子も鶴太郎も言葉のリズムがいい。

親を亡くした人なら言ってほしいことをストレートに言ってくれる。がんばったね、誇りに思うよ。てらいがない。湿っぽくない。

日暮れとともに薄れていくお父さんお母さん。外から差し込む光の移り変わり。黄昏。

再会も、お父さんだよ!とかはなくて、「親に苗字聞くやつあるか」と自然な流れで受け入れていく。お母さんの艶かしさにちょっとドキッとしながら。タクシーでご機嫌に再現する。

少し前の、観光客で溢れていないお盆の浅草。遠く聞こえる金魚売り、寄席、うなぎやの八目の串、今半。

急にホラーになってこのでたらめさが良いなと思った。
ケイはかわいそうだけど、そんなこと言われてもというものだ。大林宣彦でベッドシーンあるの意外だった。
助けてくれる仕事仲間いいやつ。

蓋をしていた両親の愛情を思い出し、息子との関係も結び直す。説明が多いようにみえて、肝心なところはさらりと表現している。「それはおじいちゃんとおばあちゃんだよ」と初めて紹介する。

環八のあのマンションまだあるのかな。
ビールは常にロング缶。

市川森一ってワイドショーのコメンテーターのイメージしかなかったので初めて作品に触れた。

hyvaayota26