劇場公開日 1982年12月18日

「真田さんの黒歴史」伊賀忍法帖 よしさんの映画レビュー(感想・評価)

1.5真田さんの黒歴史

2021年11月1日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

果心居士にそそのかされた松永弾正の奸計に立ち向かう主人公の物語。

大好きな真田広之が若い頃に主演した作品です。流石に格好良く、そしてアクションのキレも抜群ですね。
ただ、この頃の真田さんの映画は、「子供向け」に撮られた作品が多いように感じられます。
「青春・恋愛」ですらなく、「特撮ヒーロー物」のような作品。正直、大人が観れば評価出来ない作品が多く、この作品もそんな作品群の一つのように思っています。

この作品の問題は、山田風太郎氏の小説を映画化したこと。
彼の作品に描かれる忍法は突飛で、当時の映像技術ではとても再現不可能なものです。実際、特撮シーンは観るに堪えないレベルのもので、映画の評価を大幅に下げるものでした。
もう一つの特徴は、残虐なシーン、或は妖艶であったりお色気なシーンが多いこと。実際にクビが飛び交い、無残な凌辱シーンもあり、それらはとても子供に見せることが出来ないものでした。つまり、冒頭に書いた「子供向け」とは相反するものになり、対象が曖昧になる結果となってしまいました。

こんな作品を映画化するなら、黒崎輝が主演した「コータロー」や「カバ丸」のような青春物を作った方が、数段マシのように思われます。

真田さん自身のキレは兎も角、映画全体での殺陣レベルは幼稚。当時人気が出始めていたジャッキーチェンは勿論、TV時代劇の影の軍団にも遠く及ばないレベルで、映画としてはまったく評価出来ないものに感じます。
私的評価は1.5です。

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よし