手紙のレビュー・感想・評価
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人生で大事な物
映画の内容は、なんとも切なく、悲しく、どうしようもない不条理の中、人間の本当の温かみや、心揺さぶる存在というのはやはり何があっても自分の側に居てくれた人だという事を、上手く感じさせてくれるものだったと思う。
加害者の弟という複雑な心境、兄の罪も重いものであったが、兄が自分の学費のために働き体を壊し、体を治す解決策が無い中で、弟の学費のために仕方無し、それしか無いという状況下で行った強盗殺人。
弟は自分がどんなに社会で迫害されていっても、兄を責めることは出来ず、ただ1人で抱え込んでしまう。
迫害の末に辿り着いた家電屋での仕事、大事な人を過去の事実で失い、夢であった芸人も同理由で辞めてきた。
兄への怒りも凄まじい、自分のためにやってくれたとはいえ…とう葛藤の中、何もしてない青年が不条理に迫害され、傷つけられ、ぼろぼろにされていく。
諦めかけた彼に、家電量販店のお偉いさんがかけた一言に心が震えた。『君はここで生きて行くんだ』
炭鉱の頃からずっと支えてくれていた女性、ふと現れた人の世の中を如実に表す現実の言葉、そして主人公の諦めずに不条理と戦い抜いた記録。
ここまで心震え、涙したことは無い。
世の中はほとんど良くも悪くもない不条理のグレーな色で出来ている気がした。
何も悪くない人が、生まれ持って体が悪く働けないだけで迫害され、お金も無く辛く社会との関係も持てないがため、人間不信、そして自責の念に苛まれていく。
そんな事例は世の中に山のように溢れているんだろう。
良いも悪いも無い、自分の考えが全てで、頑張ってない奴はくそ、そんな考えに支配されては自分も他人も傷つける。
SNSが栄えた昨今、避けられない傷つき、一生ついて回る問題に出会った際、世の中の不条理を理解して生きることが大事なことかなと感じた。
この映画に、根が悪い人などただ一人として出てこなかったと感じたためである。
自身の中で人生観を大きく変える映画となりました、ご製作下さった皆様、本当に感謝申し上げます。
号泣必至
東野圭吾さんの原作は読んでいないのですが、東野圭吾さんらしさというか…
読んでいないけど(笑)、すごく感じた映画でした。私の中での東野圭吾さんの世界観って、まさにこれだったりします。
10年前の作品ということで、普遍的な内容と言えども、やはり時代を感じてしまう。
'あの頃の邦画'という印象で、どことなく懐かしさも感じる。
だけど、とにもかくにも泣ける。
涙涙の大号泣でした…。
ひたすら感動、泣き通しでした。
最初から最後まで泣き通しでした。 まずメインキャストの三人が凄いです。それぞれ本当に素晴らしかった。 人生には様々などうしようもない試練があるけれど、逃げないこと・受け入れることから全てか始まり幸福が始まることを教えてくれていると感じました。 人の持つ純粋さ、ひたむきさ、未熟さ、それ故に起きる人生の不合理さに対してどう心を解き放てばよいのか、迷ったタイミングの時は観ていただきたい名作です。
憎んでも兄、たった1人の
後半、山田孝之が遺族に挨拶にいくシーンで泣きました。いままで、理不尽ともいえる差別を受け続けてきた苦しみを理解し貰いほんのすこしでも許されたことに対する安堵感が伝わってきました。山田孝之さんはじめ、出演者の演技が素晴らしかった。
最後の最後で泣かされる。
ストーリーは重い。山田孝之はやっぱり凄い。エリカ様の関西弁と急にマダム風にキャラ変更したのが気になった。
色々と細かい部分で引っかかりつつ。
ラスト、弟の漫才シーンで拝む兄の涙にもらい泣きさせられる。
最後の最後で良い作品だと思った。
役者さんがすごく良い!
殺人の罪を犯して囚人生活を送る兄と 、弟の話。
兄に玉山鉄二さん、弟に山田孝之さん。
山田さんは兄が殺人の罪を犯したことにより周囲から壁に落書きされたりするような差別を受けます。
勤務先でも突然の工場勤務になったり。
そこでの会長さんの言葉が凄かった。
差別を受けるのは当然のことなんだよ。
まさに確かに、私も家族に犯罪者がいると知ってる人と近付こうとはしない。
それはごく自然なことだと思います。
やがて沢尻エリカさん演じる由美子と結ばれて女の子に恵まれる。
でもそこでも、子どもが差別を受けることになっちゃう。
奥さんと子どもを守るために、兄へはもう手紙書かないよ、出所しても会いに来ないでと言った内容の手紙を書きます。
そんなんだから、ここで絶縁宣言かと思った。
でも最後には兄が収容されてる刑務所へ漫才をしに行き、兄のネタに触れて一瞬自分の兄のことを思い出して動きの止まる山田孝之。
ネタの中で、兄は兄なんだみたいなことを言ってるところで、やはりお兄ちゃんを見捨てたわけじゃ無いのかなと思い一安心。
漫才を見ていた玉山鉄二は涙ポロポロ。
ここが一番泣けました。
その後二人がどうしたかわからないままだったけど、そこで終わるのも素敵だと感じました。
玉山鉄二にもらい泣き
東野圭吾作品自体が好きだけど、これは本当に良い映画だと思います。
弟役の山田孝之さん、兄役の玉山鉄二さん。
二人ともすごくいい演技してます。
そして沢尻エリカさんも!
まだ純粋なイメージの沢尻エリカさんが新鮮。
犯罪者の弟として、世間から山田さんに向けられる言葉一つ一つに考えさせられました。
最後のシーンは、玉山鉄二さんにもらい泣きしそうになります。
人間の弱さ
この映画を見て、人間の弱さがあちこちにに出ていて、人間というのは本当に弱いものだということがしみじみわかりました。人は一人では生きていけない、自分ひとりなら何とかなるが、家族ができると人とのいろんな関係が出てくる。子供が生まれるとまた、人との関係が出てくる。この世の中他人とうまくやっていくことができないと、どんなに淋しいものか、いろいろ考えさせられました。人を殺めるのは、どんな理由があっても人間としてもっとも最低なこと、その罪を犯した人物にすべて責任があるのであって、家族が責められるべきではない。自分が例えば、知り合いが殺人を犯した家族の場合、付き合っていけるかを考えると、白石役の沢尻エリカのように付き合っていくことができるかどうか悩みます。しかし、付き合いはその人とその人との関係がうまくいっていれば他人がどうあれ、付き合っていけばよいと思います。お互いにプラスになっているのなら。ただ、差別がなくならないと考えるのははとても残念なことです。1人ひとりが差別をしないことを考えていくことが大切なことなのではないかと思います。
少し荒いが良作
小説と違い、時間に制約のある映画なのでやむを得ないが、少しストーリー展開が荒い気がした。
ただ、少ない登場人物それぞれが丁寧に演じていて、見て良かったと思える作品に仕上がっている。前半の地味な沢尻が素晴らしく、山田はまゆげともみ上げが気になったがうまい。玉山は以外に地味な印象。
良作
良作です
泣きました
会長との会話
被害者との会話
最後の漫才と娘のシーン
泣きました
観て思った感じたのは
どんな形であれど生きている限り差別や偏見は何事に関してもあるしついてくる
例え原因が自分自身に無くとも他意からきた
巻き込まれたものだとしても
それに対してどう受け止め生きて行くか
で人生は良くも悪くもなっていく
自分自身の判断や受け止めかたで幾らでも変わる変えられる
あとどんなに差別や偏見が多くてもそれをこえてその人自身を理解し受け止めてくれる人が
絶対いる必ずいる
もし何かに負けそになったり自分を見失いそうになったらまたこの映画を観たいです
見所は最後
最初は、よくドラマで見るような内容だなぁと思いながら見ていました。
でもラストにやられました(T_T)
一気にぐぉぉおってきました(T_T)
弟が漫才している時の兄の顔。
あの顔を見た瞬間一気にいろいろ
兄弟の気持ちを考えてしまいました。
漫才を兄はどんな気持ちで見ていたのだろう。弟はどんな気持ちで兄の前で漫才をしたのだろう。
あの演技のできる玉山鉄二さん凄いですね‼︎
クライマックスでめちゃくちゃ泣いてしまいました!
音楽にも涙をそそられてしまいました。
弟の進学のために必死にがんばっていたのに結果人を殺してしまい一生刑務所、弟は進学できず差別を受けて生きているだなんて兄辛いですね…
兄はもう刑務所をでて弟と話すことはできないんですよね…
弟は兄のせいで差別を受けて生きなくちゃいけないけれど、面会や漫才で刑務所に時々いってほしいなぁ、と勝手にその後を考えてしまいました。
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