劇場公開日 2022年12月11日

「"Little Sister"」ゲット・クレイジー 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0"Little Sister"

2022年12月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

興奮

間に合わないルー・リードの代わりにロックスターを気取るマルコム・マクダウェルが『ベルベット・ゴールドマイン』でイギー・ポップ擬を演じたユアン・マクレガーみたいで本作を参考にしたか?トッド・ヘインズ!?

LAパンクのFEARでボーカルだったリー・ヴィングは『ストリート・オブ・ファイヤー』で演じたクールな印象とは違って野獣が如くイカれ狂った役を、ハードコア・パンクにカバーした「Hoochie Coochie Man」を披露するリー・ヴィングが格好良くて久々にFEARのアルバムを聴きたくなった。

Ramonesが登場しそうな勢いのライブシーンが圧巻で『ロックンロール・ハイスクール』を超えるような面白おかしくて破茶滅茶な迫力あるライブが最高、ロジャー・コーマン関係無しにバカバカしくてブッ飛んだロックンロール映画をブチかました監督のアラン・アーカッシュの成せる技。

どうしたって出演した意味が理解出来ないルー・リードのトボけた演技に笑えたり、このまま見せ場なしかと思いきやエンドロールで魅せ付ける粋な演出に心を掴まれた。

これ『ロックンロール・ハイスクール』との二本立てで観れたら最高だろうなぁ、オマケに『ハリウッド・ブルーバード』も付けた三本立てでアラン・アーカッシュ特集もあり得るかも!?

万年 東一
万年 東一さんのコメント
2023年9月30日

『ハリウッド・"ブル"バード』

万年 東一