フィールド・オブ・ドリームスのレビュー・感想・評価
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ファンタジーアメリカンドリーム
アムゾンプライムにて鑑賞
キネマの神様の作中で取り上げられていたので気になって鑑賞。
農場経営のレイキンセラが謎の声を聞いて畑に野球場を作り出すところから始まる話
野球場をつくれば彼がやってくるという声
そして往年の名選手たちの幽霊がやってきて野球をする
文章で書いても骨董無稽の話なような気もするが
そこまで違和感なく受け入れさせてしまうのはすごい
だが、古い映画だしその時点で往年の選手なのでほとんど知ってる名前はない💧
原作者がキンセラという名前で主人公も同じキンセラ
本人の投影でわざとそうしているのだろうが
アメリカではキンセラは結構メジャーネームなのだろうか笑
原作者の夢を描いたような作品である
ファンタジー映画でみんなの心残りや心の傷が解消されていくというストーリーはではあるが、グラハムのエピソードのところとかは少しまったりしてる様に感じた。
調べてたらそこも実在の選手みたい。
ラストシーンの彼がやってくるが実は父親で最後は自分の心の傷が解決されるシーンは胸がジーンとする
父親との会話で「天国は存在するのかい?」「するとも。夢が叶う場所だ。」娘と妻の笑う姿をみて「ここは天国かも‥」この映画1番の名シーンではないかと思う。
天国は家族と過ごせる日常にあるのだと言われてるような気がした。
父親とキャッチボールをするシーン
何気ないシーンの様に感じるが
日本でも野球はメジャースポーツだが、やはりアメリカ人にとっての野球とはまた違う感覚なのだろう
妻の兄が見えなかったのに最後突然ですが見えるようになったりするのが少し謎
テレンスマンがトウモロコシ畑の向こう側に行ったが彼は死んだのか?作品を描くために行くとのことだったが戻ってこれるのか?
もう少し説明してほしい様な所もあった
家族愛について描かれていて見終わった後清々しい気持ちになれる作品であり、今の家族との日常を大事にしないとなぁと感じさせられる作品であった。
まだ見てない人にも是非見てほしい作品の一つである。
合掌
終始幸せがあふれる名作
約20年ぶりに鑑賞。
淡々と物語が進行し、いつしか「お告げ」の
謎が解ける。
野球が文化として根づいているアメリカならでは物語の中に、しっかり家族愛が描かれた名作。
映像技術ばかりが目立つ最近の映画に疲れた人に観てもらいたい。
終始幸せな空気が流れつつ、ラストシーンでは「ここは天国か?」と感じられる。
今でも映画に使われた球場と、主人公の家が残っているそうなので、一度行ってみたい。
【”人生に後悔を残さない事、夢を信じる事の大切さを、時を超越して、ファンタジックに詩情豊かに描いた作品。野球愛、人間愛に溢れた脚本の素晴らしさとラストシーンは忘れ難い作品でもある。】
ー 野球好きの少年時代を過ごした男の夢の一つは、幼き息子とキャッチボールをする事ではないかと、勝手に思っている。-
<Caution !内容に触れています。>
■”造れば彼がやってくる”と言う不思議な声を聞いた、レイ・キンセラ(ケヴィン・コスナー)は、自らのトウモロコシ畑の一角を潰し野球場を作る。
レイ・キンセラは、17歳の時にマイナーリーグに入団するも、夢叶わなかった父、ジョンと決別していた。
そして、ジョンは”シューレス”ジョー・ジャクソンが好きだった。
◆感想
・今作は何度観ても良い。
過去に後悔を抱える、レイ・キンセラを始め、八百長事件を起こし大スターの地位から野球界を永久追放になってしまった”シューレス”ジョー・ジャクソンや、メジャーリーガーになる夢が叶わなかったDr.アーチ―グラハム、時代に絶望し、筆を追っていた作家のテレンスマン(原作では、サリンジャー)等が、レイ・キンセラが天の声、
”造れば彼がやってくる”
”彼の痛みを癒せ”
”最後までやれ”
に導かれ、お金が無いのに野球場を作り、テレンスマンを探し出し、アーチ―グラハムを探し出し(タイムスリップも・・)、彼らの夢を叶えるストーリー展開の素晴らしさであろう。
・”シューレス”ジョー・ジャクソンの”野球は最高だな・・”と言う言葉と共に野球の素晴らしさを語る言葉の数々や、Dr.アーチ―グラハムからアイオワに行くことを断られたレイ・キンセラとテレンスマンがアイオワの球場に向かう際に、青年をヒッチ・ハイクで乗せるシーン。彼はアーチ―グラハムと名乗るシーン。脚本、巧いなあ・・。
そして、”シューレス”ジョー・ジャクソンが”連れて来た”往年の名野球選手たちがレイ・キンセラが作った野球場で、楽しそうに試合をするシーン。
彼らは野球場を取り囲むトウモロコシ畑から現れ、試合が終わると、畑に消えていく・・。
・レイ・キンセラの娘カレンが観客席から落ちた時、若きアーチ―グラハムが球場の結界を越え、老いたDr.アーチ―グラハムの姿になり、カレンの具合を見るシーン。そして、満足げに去って行く姿。
・一番、心に響くのは球場に現れた、ユニフォーム姿の若き父、ジョンが、レイ・キンセラと妻のアニーとカレンに出会うシーンである。
レイ・キンセラは、嬉しそうに家族を若き父に紹介し、握手をする。
そして、父は言う。
”ここは、天国か?””アイオワだよ・・”
”シューレス”ジョー・ジャクソンが最初に現れた時も、同じセリフを口にしている・・。
<今作は、人生に後悔を残さない事、夢を信じる事の大切さを、時を超越して、ファンタジックに詩情豊かに描いた作品である。
ラストシーンも忘れ難いし、様々な事を若き日に感じ、学んだ作品でもある。>
いくつか謎が残るが、いい映画
映画ファンの間では高評価と知っていたが
まだ見たことがなかった
実際に見た感想は
いい映画
です
天の声に従って、畑を潰して野球場を作る
映画の序盤は、なんかしっくりこない
でも物語が進んでいくと・・・・
過去のメジャーリーガーがやってきて
野球を楽しんでいる
いい映画を見た
まだ間に合うよ…と優しく後押ししてくれる
野球を題材に家族の絆や色々な人の”夢”を描いた作品。今からでも夢を追いかけたり後悔したくないなら間に合うよ…と優しく後押しをしてくれるような映画だなとおもった。
大きな事や夢を成し遂げたことがない主人公を通し、”謎のお告げ”から農場に野球場を作り、その後進んでいくストーリーはファンタジー要素が多くあり最初は少し戸惑ったが、ファンタジーだからこそ描ける往年の選手の登場や夢半ばで諦めた人の夢を叶えるシーンはグッとくるところもあった。
そして見返りや損得的に考えずにお告げだけで野球場作り、動き出す主人公の行動力や家族の支えがすごい。その行動力もあるのか全体的に唐突且つとんとん拍子に進むシーンが少しもったいない印象。
ラストの「天国は夢の叶う場所さ」というセリフを聞き、「じゃあここは天国かも…」と返すシーンやキャッチボールのシーンはジーンときた。
スポーツ少年だった童心、掘り起こしてみる?
大人を童心に返らせてくれる作品。子供の頃にスポーツ(特に野球)に夢中にだった人にはおすすめ。
残念ながら、若い世代(30以下)や何かに夢中になった子供時代を過ごしてない人は、おもしろさは分からなさそう。私もその一人。
主人公は妻と幼い娘がいる30代半ばの男性。ある日、当然聞こえた謎の司令。それに従って、農場の一部を野球場に変えてしまい、その結果家族は窮地に追い込まれてしまう。
女性なら妻目線で、主人公に嫌悪感を抱きそうなのに、不思議と全くそうならないのが魅力が!
観客も童心に返って不思議な声からの指示に従い続けてたらどうなるのかワクワク!
ただ、指令の二人を連れてくる必要性はあまり感じられず…。私の読解力不足かも。
現実では叶えられない夢を叶えるストーリーは、夢があって素敵!
球場に集まるスターの日本版が見れたら大興奮だろうな、なんて。ちょっと想像してワクワクしました。
ふむふむ、
この映画の名前やケビンコスナーが出てるのは知ってたけど、ちゃんと見たのは初めて。
ようやくどういう映画かわかったけど、SFとも言わず、ゴーストもの?とも言わず、でもストーリーもわかってよかった。
ちゃんと借金を完済できたんだろうと最後は思いながら(笑)
ん〜ファンタジーですね〜
あ!ハンニバルに脳みそ食われてた人!!
ん〜ファンタジーの設定を深追いしてはダメですね〜
これを見てから2021.8月のメジャーリーグのトウモロコシ畑の再現をみると、野球ファンじゃないが感動しました!!
現実と心の世界の交流はマンツーマンでなくては…
映画鑑賞の信条の一要素に
“リアリティあるストーリー展開”がある私
にとっては苦手な分野の作品ではある。
1990年に観たっきりで、
キネマ旬報第2位の高評価にも関わらず、
特に大きな感動を得られなかったため
再鑑賞もなかった作品。
NHKBS放映を機に遂に再鑑賞してみたが、
全編、作り手も鑑賞側も夢の中に
浸りきることになるような印象で、
ある意味、ファンタジー過ぎる作品だ。
冒頭から「それをつくれば彼は来る」
との声が聞こえたり、
妻が即刻フィールド造成に賛同したり、
早々に幽霊選手と会話やキャッチボールを
始めたりと、
伏線が無い中での展開が早過ぎる印象だ。
また、ラストシーンの見えないはずの
幽霊選手の野球試合を、
大勢の生きた人間がどう観戦するんだ
等の思いが頭に浮かんでしまうと、
ファンタジーをも超越し過ぎて、
ただ呆然とするしか無い。
残念ながら私としては、最後まで作品の世界
になかなか入り込めなかった映画だった。
亡き父親との心の交流の映画としては
邦画の「父と暮せば」がある。
私としては、こちらの方が
リアリティの無い状況設定でありながら
リアリティを感じ、強い共感が得られる。
現実でないのなら、
他人には到底感じ取れない
マンツーマンでの心の交流前提が必須だ。
この作品のように
多人数による現実と心の世界の交流が
ごっちゃ混ぜでは、
観ている方も辻褄合わせに苦労させられ、
作り手のお涙頂戴的な作為を
先に感じさせられてしまう。
多分に、この「フィールド…」で描こう
としているのは、
裁判で無罪になったものの永久追放になった
シューレス・ジョー以下ホワイト・ソックス
の面々の復権へのスタッフの願いと共に、
ベースボールは米国文化の中心
との想いなのだろうと想像はした。
心の声に耳を傾け、辿り着いた所には
一度は諦めた夢と向き合い、癒やされていく人々の時空間を超えた感動ストーリー。
何事も思い通りにいかないのが人生で、仕方ないよねってやり過ごしていたつもりでも、だいぶ後になってから実はとても後悔していたり、傷付いていたりしていた事に気付く事ってあるよなぁ。そんな気持ちで繋がった人々が時空間を超えて出会い、野球を通じて心が満たされていく姿に心温まりました。
ゾワッとくる場面もありましたが、ホラーではないし、ファンタジーともちょっと違う。不思議な感動に包まれました。
シアター オブ ドリームス
父とのキャッチボール。幼い私、上手くキャッチできません。父も父で、そんな私に合わせたボールを投げることができない。結果、完全にボールへの興味を失いました。
物理的に感謝すれども、人として尊敬できなかった父。ただね、この歳になると分かることもあるようです。
かつてファンタジーにしか見えなかった本作。私の知人が、何故に本作で涙したのか、今なら分かる気がします。家族へのわだかまりと、渇望する想いは、時を越え、海を越えて繋がっているようです。それを分からせてくれる映画とは、有難いものです。
愛情表現が下手な人って、どこまでも下手なんですよね。ただ、それを受け入れない、私も私ですね。今でもボールに無関心の私ですが、父が好きだった映画は、どうやら私に受け継がれているようです。未だに、父とキャッチボールする気はありませんが、映画なら、一緒に観れるかな。
父と分かり合おうとしなかった私を、この映画は許してくれるかしら。ホームシアター造ったら、父は化けて来るかしら。
私の夢は、私をどこに運ぶのだろう。
全ての親たちに捧げる
感動とは罪悪感の解消である。罪の赦しが感動であるならば誰しも理解することが出来るのかもしれない作品です。2021年時点で自分は親では無いですが人生の白秋を迎え分かるような年頃になりました。人生を誰しもが振り返りたく思える様な作品の意図が窺えます。映像的にもしっかり韻も踏み映像の色合いも美しかったです。柄になく心に沁みました。良い作品だと感じます。
不思議な映画
名作映画としてなんとなく知っていたが、内容は全く知らずに視聴した。
1960年代をテーマに、その当時メジャーリーグで活躍したが八百長問題で追放された選手達を始め、その当時何かをやり残した人々が集まって野球をするという映画。
正直、どういうことなのか終始分からなかった。しかし所々に懐かしさや、心温まるシーンがあり楽しめた。
当時のアメリカを知る人にとってはもっと面白いものなのだろう。
またいつか色んな知識を得てから見直してみたい。
むしろホラーなのでは
これは逆らえない運命
かのようにみんな語り始めるて受け止めるのがすごいホラーだった
ただひたすらに怖かった。
ファンタジーとしての目線で見ることが難しい作品でした
あと映像の撮り方もなんかわかりやすいと言うかなんと言うか工夫がない感じがして
全体的に美しくなかった、、、
もう一度、子供に戻れるのよ
映画「フィールド・オブ・ドリームス」
(フィル・アルデン・ロビンソン監督)から。
このレビューを書く直前までは、気になる一言に
「ここは天国かい?」「アイオワさ」の会話か
「ねぇ父さん、キャッチボールを?」「いいとも」の会話、
どちらかを選ぶつもりでいたが、
書き殴りのメモを見直したら、この表現が浮かび上がった。
広大なトウモロコシ畑を突然、野球場にしてしまい、
収入が途絶えて、家族は路頭に迷う寸前なのに、
そのちっちゃな娘が、父親にしっかりと助言する。
「パパ、畑、売ることないわ。みんなが来るわ」と。
「なぜ人が金を払ってこんな所へ?」との疑問に、
「野球が見られるわ。そして小さな子供に戻った気分になれる。
もう一度、子供に戻れるのよ」・・キッパリと言い切る。
確かに当時のアメリカ人は「金はあるが心の平和がない」
そんな風潮だったようだ。
その心の平和を求めて、もう一度、子供時代に戻れるのなら、
どんなに高くても、体験してみたい・・と球場に訪れる、と。
ラストの車のヘッドライトの長い行列がそれを物語っていた。
言葉ではないが、私が一番かっこいい、と思ったシーンは、
実は、ラストの親子のキャッチボールシーンに合わせて、
ナイター照明のスイッチ・オンした、彼の奥さんだよなぁ。
P.S
「それを作れば彼はやってくる」は、
「ここに野球場を作れば、小さい頃死に別れた父親が戻ってくる」
そんな意味だったんじゃないかな。
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