劇場公開日 1984年4月

「全てを手に入れ、全てを失った男」スカーフェイス ジンジャー・ベイカーさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0全てを手に入れ、全てを失った男

2017年4月6日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興奮

楽しい

最近ヒップホップカルチャーが流行ってきているなか、スカーフェイスがヒップホップの原点に近い作品であると聞いて鑑賞。
アル・パチーノ演じるトニー・モンタナがコカインの密売でアンダーグラウンドから這い上がり、破天荒ぶりから自滅していく様を描いたもの。
とにかく、脚本が緻密に練られてる印象。マイアミ裏社会での密売人たちの人間関係、ヒエラルキーを見ていてとても面白い。すぐ人殺ししたり、一気に地位が上がったり、信頼関係がこじれたり…
この映画の一番の注目すべき点は、舞台をマイアミに設定したり、音楽がディスコ調であったり、闇社会を180度反対側から描いた点である。クライム映画独特のジメジメ感が上手く払拭されている。
マフィア系映画のあっけなさはホントにクセになる。

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ジンジャー・ベイカー