「現代的な味付けを施したコスプレ時代劇」ROCK YOU! ロック・ユー! みつまる。さんの映画レビュー(感想・評価)
現代的な味付けを施したコスプレ時代劇
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本作は中世の貴族や騎士しか参加できなかった勇壮で激烈なジュースティング(馬上槍試合)の世界を描いていて大変興味深かった。
今は亡きヒース・レジャーの記念すべき初主演作品。
ヒース演じる剛毅な若者・ウィリアムは平民である身分を偽り、父親からの「人は自分の人生を変えられる」と言う教えを胸に、本物の騎士になる為に悪戦苦闘する。
ライバルに相当するルーファス・シーウェル演じるアダマー伯爵は「この世界ではお前は実力では俺には勝てないんだ」と上から目線な事を言っているくせに、ウィリアムの身分詐称を暴露したり、槍先に細工をしたりと陰険で汚い手をいろいろ使って来る。
なんてったって名誉とキュートな貴婦人のハートが掛かってるんだから、こちらもまた本気度が違う。
しかし「星にさわろうと手を伸ばす者は足下の藁に躓くことがある」と言う極めつけの嫌みな一言が、逆にウィリアムの反骨精神と闘争本能に火を付けちゃったね。
つまり伯爵は自ら墓穴を掘っちゃったってわけ。
伝説のロックバンド・Queenの名曲「We Will Rock You」が見る者のハートを熱くする❗
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