ムーラン・ルージュのレビュー・感想・評価
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ダイヤモンドは、女のベストフレンド
映画「ムーラン・ルージュ」(バズ・ラーマン監督)から。
街中に「風車」をシンボルにしたお店があちこちに出来た時期があったが、
この映画を観賞して「あっ、これか・・」と思わず笑ってしまった。
それくらいパリの魅惑的なナイトクラブ「ムーランルージュ」は、
存在価値があったのだと、感心させられた映画でもある。
さて、メモした台詞を読み返すと、ちょっと照れてしまうくらい
ラブストーリーなので「人がこの世で知る最高の幸せ。
それは、誰かを愛して、そしてその人から愛されること」なんてフレーズが
所狭しと散りばめられている。
「突然思えてくる、この世界はパーフェクトだと。
突然思えてくる、周囲の全てが美しいと。
突然思えてくる、人生は無駄でなかったと。世界は僕らの周囲を回ってる。
どんな山だって越えられる。どんな川だって渡りきれる・・」
書いていて恥ずかしくなってくるくらいの愛の台詞。(笑)
だからと言うわけではないが、真逆のフレーズが印象に残った。
このクラブ花形スターの主人公が、ショーで歌う台詞。
「ダイヤモンドは、女のベストフレンド」
尾崎紅葉の「金色夜叉」の名場面、 「宮さん、アイや、お宮。
ダイヤモンドに目が眩み。よくも、よくも僕を裏切ってくれたな」が浮かび、
思わず、一人で苦笑いしてしまった。
「貫一さん、ダイヤモンドは、女のベストフレンドなんですよ」
ニコールキッドマン可愛くて、音楽よくて、楽しくて。
ミュージカル。
舞台である1899年の曲ではなく、現代のメジャー曲をアレンジした曲ばかりなのが新鮮で、展開も早く、華やかで楽しい。
現実ではありえない音楽のコラボレーション。映画ならではの贅沢感が満載です。
おどけるニコールキッドマンがとてもチャーミング。
そしてユアンマクレガーともどもほんとに歌がうまい(失礼ながら、吹き替えだとばかり。)
話はさておき、映像と音楽で十分満足できる作品でした。
ニコールキッドマン可愛いかったな~
(※15年も前の作品なのね・・・)
海外版花魁物語
吉原や娼館の物語が好きな人って一定数居ますよね?私だけじゃないですよね?笑そんな話です。
セットがとても綺麗でした。
綺麗だけかと思っていたら
結構コメディ要素も強くてたまにふと笑いました。
特に、ニコールキッドマンがぴょんぴょん飛んでる!!!で笑いましたw
やっぱりミュージカルでは
マリリンモンローは欠かせないのでしょうか。
ニコール・キッドマンきれい
この映画を見た人はミュージカル映画を好きになるでしょう 。この映画を見た人はニコール・キッドマンを好きになるでしょう。
ニコール・キッドマンの美しさが爆発。
愛と悲しみのゴージャスストーリー
沢山の歌とダンスと、独特の映像がミュージカルを見ているように感じさせてくれました。
笑えるところもあるし、愛のはかなさや、難しさ、分かりやすいストーリーで心に無理なく刺激を与えてくれます。
バズラーマンはこれが一番好き
話としてはこんなに当たり前の話はない。
どこにでもあるストーリー。恋愛もの。
他の物語に置き換えることもできるだろう。
とにかく古典的なストーリーなのでネタバレしても問題ないとおもうけど、それはそれでネタバレしない。ストーリー自体にこの映画の価値はない。
問題はこの配役。あるいは美術にある。
こんなに美しい映画はしばらく見ていなかった。
映画っていうのはこういうものだ。こういうふうに美しいものだ。
そしてその美しいにふさわしいニコール・キッドマン。
このニコール・キッドマンは本当に綺麗。
ため息が出るほど美しい。
昔のキャスリン・ターナーとかそんな感じの雰囲気がある。
セットやダンスも豪華絢爛というのはこういういうことだと言わんばかりのまさに「スペクタキュラー!」
地獄のオルフェというあの名曲もこの映画にふさわしい楽しさを孕んでいる。
ジム・ブロードベントのジドラーも素晴らしかった。
こんなにあからさまな守銭奴もなかなか可愛い。
この年のカンヌのオープニング作品になったらしいが、これはそうなってもおかしくない作品だったと思う。
ムーラン・ルージュへようこそ…愛と悲しみのショーの始まり
「華麗なるギャツビー」を見た後、無性にこの映画が見たくなった。普通ならオリジナルの「華麗なるギャツビー」を見るべきなのだろうが(笑)
バズ・ラーマン監督による豪華絢爛なミュージカル映画。
2001年度のアカデミー賞で作品賞を含む8部門ノミネート、2部門(美術・衣装)受賞。
ストーリーは至って古典的な悲恋物語。
19世紀のパリ。作家志望の青年クリスチャンは、ナイトクラブ“ムーラン・ルージュ”の高級娼婦サティーンと恋に落ちる。が、店のパトロンである公爵が彼女を我が物にしようとしていて…。
この古典的な悲恋物語をここまで魅力的にしたのは、斬新な映像・音楽センスと言えよう。
悲恋ミュージカルでありながら、めくるめく映像世界はコミカルでファンタジーのよう。
“スパークリング・ダイヤモンド”“カム・ホワット・メイ”“ロクサーヌ”…使用される楽曲の数々は何度でも聴き返したい。
特に、クリスチャンたちが“ムーラン・ルージュ”へ赴き、“輝くダイヤモンド”サティーン登場までの序盤は最高の高揚感。
個人的に、ジドラーと踊り子たちによる“カンカン”がお気に入り。
サティーンとクリスチャンの悲恋が、劇中で披露されるショーとリンク。
立ちはだかる障害に翻弄されながらも愛を貫こうとする二人を通じて、愛の素晴らしさを讃える。
しかし、愛や嫉妬さえも抗えない決して逃れられない運命がサティーンを奪おうとしていた…。
華やかでコミカルな前半から一転、悲劇的な後半へ。
ラーマンの特徴とも言えるこのメリハリのある展開に好き嫌いが分かれる所だが、僕はハマってしまったんだな。
そう、この映画はハマった者勝ち!
ニコール・キッドマンが悲劇のヒロインを熱演、“ダイヤモンド”のように素晴らしく輝く。
ユアン・マクレガーも愛を信じ愛に生きる青年を好演。
支配人ジム・ブロードベントも存在感発揮。
出演者たちの歌と踊りも必聴&必見!
期待外れ
ミュージカル映画は好きなので、かの有名なムーラン・ルージュの話だと知って期待をこめて鑑賞。
始まって30分程度で退屈を感じた。
登場人物の誰も魅力的に感じられなかった。
俳優たちは歌を頑張っているんだろうが、別に心に残った曲はない。
レンタルで見たがそのお金すら勿体なかったと感じた。
ショーなのか映画なのかミュージカルなのか、どれも中途半端に織り交ぜている印象だった。
知り合いはかなり好きだと言っていたが、理由がわからない。人にはすすめられない。
爽快!
個人的に思い出深い作品です。以下ほぼ自分のことなので飛ばしていただいてもかまいません。
当時私は一人暮らし始めたてでホームシックになっていました。気晴らしに映画を見ようと思い、「ムーラン・ルージュ」を店頭のラブストーリーの棚から見つけました。画家のロートレックが好きで、彼の作品のタイトルにもある「ムーラン・ルージュ」
気になったので早速レンタルすることに。
ラブストーリーかー…と思い、少し堅いのかなと思っていましたが、
とにかく笑えました。登場人物たちの明るさに励まされているようで、泣きながら笑いました。
映像は美しく、ネタとしても面白いです。
観客の心をグッっと引き寄せ、最後まで飽きさせない素敵な作品でした。
Showtime!
実際にパリのムーラン・ルージュのそばに行ったばかりだったので、何となく鑑賞。お祭り騒ぎの演出や、突然の歌い出しなど、いかにもなミュージカル映画なのだが、特に舞台自体がショービジネスの世界なので、尚更テンション高め。
とはいえ、最後は悲しい結末。流れ的に他の結末はなかったとしても、彼女の死という重い事実が、全体的に華やかで浮かれた作品の雰囲気から浮いているような感じがして、そのシーンの悲しみがすっきりと入ってこない印象が残った。
もっとも、ミュージカル映画なので、そんなことは気にせず、ショーとしての美しさ・華やかさを楽しめば良いだけなのかも。
1899年が舞台だが、ビートルズ、エルトン・ジョン、マドンナといった近年の音楽も取り入れている。違和感がなくもないが、主演二人が歌も見事にこなしているので、気にはならなかった。
美しい。。。
とにもかくにもニコールが美しいです。
全体的に映画自体がお洒落な感じでとても好きです。
人間が演じているんだけど、絵本的と言うかなんと言うか。
ファンタジーな香りがしてきます。
気分転換にたまにみたくなる映画です。
楽しませる気満々!
ドロっとした話と思いきや、冒頭から楽しませる気満々。
原題は「Moulin Rouge!」
邦題にも「!ビックリマーク!」付けたら良かったのに。ホントに勢いがあります。
スピードに軽く酔うような感じもありますが、舞台がムーラン・ルージュですから。熱を帯びた猥雑な雰囲気と、息を飲む美しいサティーン登場に、すっかり引きこまれました。
ミュージカルシーンには、愛のポピュラーミュージックが多数。楽しい仕掛けだと思いました。
作家の卵クリスチャンがひたむきで素敵。純な役のユアン・マクレガー、かなり好き、歌声も素晴らしかったです。
前半のニコール・キッドマンのコミカルな演技が生き生きして可愛い。サティーンの切ない運命と対をなしていて、お見事でした。
《音と映像》の花火
この作品をレイトショーの劇場で初めて観た夜・・・
鑑賞後に携帯に登録してあるアドレス全部に送信した・・・
『映画を観てとんでもなく素晴らしい気分になった』と
深夜に迷惑なを受信して
寝つきを悪くした人も多かったと思うが・・・
本当にこの気持ちを《一刻も早く》誰かに伝えたかった
こんなに胸が締め付けられつつも
胸が躍る体験は今までなかった←踊ってる
陳腐な表現しかできないけど 完全に《魔法》にかかった
映画館を出た時 目が音符になってた
ニコール・キッドマンとユアン・マクレガーの役者魂が炸裂し
完璧な歌とダンスと演技を披露している
いったいどれだけのトレーニングとリハーサルを重ねたか分からないけど
血の滲む努力の成果だという事は間違いない
その2人を取り巻く脇役たち1人1人も同じで
主役を引き立てる完璧な歌と演技の《ハモリ》を入れてくる
CGを駆使した《見た事もナイ》きらびやかな映像も
PV以上に激しいカット割りも ただただ圧倒されるスゴさ
当時 某雑誌のレビューに良い意味で《映像の暴力》と表現されていたけど
その通り 《音と映像》にテクニカル・ノックアウトされる
《魔法にかけられて》というタイトルは
《ムーランルージュ》にこそピッタリだったかもしれない
この作品のDVDは親しい友人に何度もプレゼントした
バズ・ラーマン版《ロミオ+ジュリエット》が好きなら 観て下さい
《ミュージカル》が【嫌い】な人も 観て下さい
舞台のミュージカルでは絶対に実現不可能な《音と映像》の花火が観れる
落差が大きいほど悲劇は映える
1899年のパリのナイトクラブ【ムーラン・ルージュ】を舞台にしたミュージカル映画です。
作家を目指す青年クリスチャンとクラブの花形スターであり高級娼婦サティーンの悲恋が描かれます。
漫画チックで、しかも目まぐるしく変化する華やかな映像に目眩がしそうになります(笑)。そして、この作品のニコール・キッドマンは美しすぎます。反則です(笑)。
誰もが知っている楽曲を大胆にアレンジしているのも聴きどころですね。
ストーリーは良くも悪くもコテコテの悲恋物です。
ですが、華やかな映像と素晴らしい音楽、そして、ニコール・キッドマンの美しさが加わることで、ありきたりな悲恋物が名作に昇華していると感じます。
間違いなくミュージカル映画の傑作の1本でしょうね。
ポータブルDVDによる車内鑑賞レビュー
通勤時間を活用して、ポータブルDVDによる地下鉄内鑑賞を決行中!
分割で鑑賞しているため、感想文も分割となります
第1回目
1900年のパリという時代設定を活かす、2次元的で漫画的な表現を入れ込みながら、バタバタとエンンタテインメントの世界を描いていた前半は、ユアン・マクレガーが少年のような “はしゃぎっぷり” で
非常にフィットしていた。
しかし一方のニコール・キッドマンはそのキャラクターからか、正直言って
乖離感が否めなかった。
ところが「悲恋」、「死」という要因が強くなった後半から、あんなに前半は光っていたユアン・マクレガーの、
度量不足・貫禄不足
が徐々に露呈し、陳腐な存在に見えてきてしまった。
しかし、一方のニコール・キッドマンは反対に水を得た魚のように、
ペシミズムを華麗に身に纏い、
大立ち回りを演じていくのだ。今作はその中盤において、
主役の攻守交替が劇的に成されてしまった
ようだ。今後この悲劇的要素が強くなっていく終盤で、ユアンがどんな挽回策を講じてくるのかが非常に楽しみだ。しかし、このままずるずるとニコールに惨敗か?との危惧を感じてしまうのだが……。
第2回目
昨日はユアン・アクレガーの身の置き場の行方を心配しておりましたが、作品を全て観終った今は、そんなことなど、もうどうでもよくなってしまった。
なぜなら、この映画の終盤は僕の大好きな
【 「現実」 と 「虚構」 の交錯 】
が華々しく展開され、客観的に映画を俯瞰することなど、到底できなくなってしまったからだ。
無理やりに変更させられた劇 (愛) の結末。
その劇場に、排除されていたユアンが進入。舞台で演じるニコール・キッドマンに接触。そこから展開する
現実の彼らの想いと劇中劇の恋模様。
その二つの恋愛がパラレルに、同一人物で同一場所でグイグイと進んでゆく。しかもふと気づくとパラレルに進行しているとばかり思っていた2つの感情が、いつの間にか
一つの太い線に紡ぎ上げられていたのだ。
あー、やられた!
【 「現実」 と 「虚構」 の交錯 】
に 「夢見るようにねむりたい」 や 「陽炎座」 「田園に死す」 のごとく、その映画的構造に簡単にも感動させられてしまったのでありました。
総論 星3つ(星5つが満点として)。
映画的興奮は図らずも得られた。
映像効果もよく配慮されていた。
しかし、前半と後半のトーンのアンバランスは乗れなかった。しかもあんな結末。ご都合主義のお涙頂戴ものになりかねなかったのでマイナス星2つでした。
↓ 完成版はこちらまで
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