劇場公開日 1989年10月7日

「神経衰弱ギリギリのようで実はしぶとい女たち。シチュエーション・コメディの形を借りたモルドバルの女性讃歌かな。」神経衰弱ぎりぎりの女たち もーさんさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0神経衰弱ギリギリのようで実はしぶとい女たち。シチュエーション・コメディの形を借りたモルドバルの女性讃歌かな。

2022年5月22日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

①はじめは男に去られたヒロインが支離滅裂に見える行動を取る様を描く一方で、他の関係者の動きも点描していて、何のこっちゃと思っていたら、バラバラに描かれていた殆どの関係者をヒロインの住むマンションに集めてくる脚本と演出が巧い。刑事も参加してそこから起こるドタバタが傑作!その上空港までのカーチェイスもあるのだからサービス満点。ラスト、ヒロインが何故別れた男と必死で連絡を取ろうとしていたのかの理由が分かることも含め全ての伏線が回収されるのも鮮やか。②

もーさん