劇場公開日 2006年9月26日

「邦画のレベルアップに貢献」フラガール マスター@だんだんさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5邦画のレベルアップに貢献

2010年2月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

幸せ

主演の松雪泰子や蒼井優をはじめ出演者たちのフラダンスが見事というか、感動もの。
「スイングガールズ」といい本作といい、やっと日本の映画も誤魔化しのない役者魂が感じられる作品が多出してきた。
スピードを誤魔化すためのスローモーションが多い昨今、人間の動きの美しさを表現した本来の使い方のスローモーションが効いている。
ラスト、だらだらと出演者たちのアップを流さず、全員が舞台に繰り出して「やー!」ってフィニッシュしたところで潔く切りすてていたら、今年いちばんの作品になった。

p.s. 最近、制作会社が会社更生法を申請したが、映画を愛する気持ちが感じられる組織だっただけに残念。なんとか存続して、邦画の更なる飛躍に貢献してほしい。

マスター@だんだん