もっと遠くへ行こう。

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解説

「LION ライオン 25年目のただいま」のガース・デイビス監督が、シアーシャ・ローナンとポール・メスカルを主演に迎えて描いた近未来SFドラマ。夫だけが宇宙移民の候補に選ばれたことをきっかけに、夫婦の関係や個人のアイデンティティが揺らいでいく姿を描く。

2065年。ヘンとジュニアの夫婦は、ジュニアの家系が代々受け継いできた人里離れた土地で静かに農業を営んでいた。ある日、そこへテランスという見知らぬ男が訪れてくる。テランスはジュニアが宇宙への移住要員候補に選ばれたことを告げ、夫婦を驚かせる。テランスの説明では選ばれたのはあくまでジュニアのみで、ジュニアが宇宙に行っている間は、彼の代わりとなる人物をヘンのもとに置くという。この提案をきっかけに、ヘンとジュニアの静かな生活は大きく変化する。

ヘン役に「ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語」などでアカデミー賞に計4度ノミネートされているシアーシャ・ローナン、ジュニア役に「aftersun アフターサン」でアカデミー主演男優賞にノミネートされて一躍注目を集めたポール・メスカルと、実力派の2人が夫婦役で共演。原作は「もう終わりにしよう。」で知られるベストセラー作家イアン・リードの同名小説で、リード自身も脚本・製作総指揮に参加している。Amazon Prime Videoで2024年1月5日から配信。

2023年製作/111分/アメリカ・オーストラリア・イギリス合作
原題:Foe
配信:Amazon Prime Video
配信開始日:2024年1月5日

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Prime Videoで2024年1月5日(金)独占配信開始 (C)Amazon Studios

映画レビュー

4.0後半30分でやっと面白さがわかる

2024年2月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

最初の2/3くらいはなかなかストーリーが展開せず「退屈だなー」と思って見ていましたが、終盤で急展開。ここでしっかりストーリーが展開していたことに気付きます。その騙しの手法になんだか心地よさがありました。

ただ全編を覆っているのは疑心暗鬼。モヤモヤ、スッキリしない空気感に作品が「イマイチ」と感じる人も多いだろうなと思います。。

しかし、フィナーレに向かって巧みに伏線が張られており、「そういうことか」とストンとした納得に至るその流れはしっかりとエンターテイメントでした。

主演のシアーシャ・ローナンには従来の(あくまで個人的な)イメージとは異なる、感情豊かな役柄で新たな魅力を感じた気がしましたし、観て決して損するような作品ではないんじゃないかと思いました。

原作の本のタイトルは”foe(敵)”。その日本版翻訳タイトルが、そのまま本作邦題になっていますが、果たして「敵」がこの映画で何を指すのか、それは最後まで分かりませんでした。原作ならもっとわかるのでしょうか?

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Yutes79

1.5クローンの愛

2024年2月1日
PCから投稿

設定は2065年。地球がやばいことになったんで宇宙ステーションがつくられ、その試験プログラムに搭乗できる人が抽選で決まる。

いったん行ってしまうと2年帰れないから、地球に残る者のために、代替のクローンAIヒューマノイドが元の生活を続ける。

郊外の孤立した農家に夫婦が住んでいて、夫が抽選に当たる。

それで、夫は行ってしまうわ、妻とクローンが愛し合ってしまうわ、それが納得できないわで哀しい事態に陥っていく。(──という理解でいいんだろうか。)

未来だが、未来描写はない。複雑な話ではないが、叙情的な描き方をしていることと、クローンに入れ替わったタイミングを晦まし(くらまし)ているのでわかりにくい。

それらの曖昧さと対称的なのがメスカルとローナンの熱演。

こちらは映画内設定を呑めていないのにエモーショナルな表現に圧され、いったいなにやってんだ──というカラ吹かし感に包まれた。脚本が世界観の構築とキャラクターを管理できていない。

imdb5.3、RottenTomatoes24%と56%。

編集もうまくないし、Iain Reidという人の書いた原作の批評を見ると、ホラーや心理スリラーに分類され書評からもおそらくこんな話(=エモーショナルなロマンス)じゃないと思った。

にしても、このあきらかな失敗作のために、メスカルとローナンがやりとげた熱演にはねぎらいの価値がある。

Tomatoes批評家たちもそれを皮肉っていて「熱い混乱」だの「真顔で取り組んだ俳優はメダルに値する」だの「際限なく大げさなおしゃべり」だの「タイトルは敵、本体はまやかし」だの「雰囲気とスターのカリスマ性だけ」だの「今年度最も乱雑な脚本のひとつ」だの「成功した小説の失敗した改作」だの「絶えずセックスしつづけるのに感情を刺激しない」だの「優れた演技は弱い脚本を救えない」だのと祭り状態。

ふたりの演技によって、この映画がもっていきたいと思っている悲哀はなんとなくわかる。が、もっていけてない。もっていけてないのに、映画はあたかも文芸域にあるような真面目そうな顔をしている。(=要するに気取っている。)そういう様態が日本映画的、素っ裸になって監督の要求に応えるのに徒労だけが残るところも日本映画的。

監督のGarth Davisはデビュー作Lion(2016)によって一躍時の人になった。
インドの男の子がオーストラリア夫婦の養子になって成長しやがてルーツをもとめて旅にでる・・・。いい映画だったが、これを見てあれはまぐれだったのかも──という懐疑に至った。

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津次郎

3.0羽ばたけ、自分

2024年1月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

個人評価:3.0
男は留まり、女は前に進む。
「レディ・バード」「ブルックリン」「ストーリー・オブ・マイライフ」と前に進み続ける女性役が多い、美しきシアーシャ・ローナンにはピッタリな役柄。
本作も美しく、そして前に進む。

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カメ

3.02065年

2024年1月19日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

難しい

2065年、夫婦(シアーシャ・ローナン、ポール・メスカル)だけで農業をしている家に、ある男がやってくる。
夫は宇宙ステーションへの移住要員に選ばれ、不在中は夫の代わりがやってくるという。
出発するまでの一年間は夫婦だけで暮せばいい、とのことだが・・・。
個人を特定できるのは何だろう?

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