劇場公開日 2024年4月5日

「赤い女」毒娘 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5赤い女

2024年4月23日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

興奮

2024年映画館鑑賞27作品目
4月21日(日)イオンシネマ新利府
通常料金1800円→dポイント−300円

監督と脚本は『先生を流産させる会』『許された子どもたち』『ホムンクルス』の内藤瑛亮
脚本は他に『ホムンクルス』の松久育紀

ホラーっぽいヒューマンサスペンス

ちーちゃんばかりに注目されがちかとしれないが彼女はあくまで端役というか所謂狂言回しで実際は萩乃と萌花を中心とした秀悦な人間ドラマ

事前情報殆どなし
佐津川愛美主演という情報のみで鑑賞
毒娘は佐津川愛美ではなかった
まあ彼女も早いものでアラフォーだしね
まさか毒娘役を依頼されるとは本人は思わないでしょ
おじさんから見たらまだまだ佐津川愛美は可愛いんだけど流石に10代の女の子と同い年には見えないもんね
でもさ植原星空にしたって中学生には見えないよ
高校生かと思ったら中学生の設定だった

典型的なヤフコメ民だと胸糞悪く発狂しそうな内容
さすが内藤瑛亮監督今回も超悪趣味
人間性疑っちゃう
やばい薬に手を出して警察沙汰にならなければいいがと心配しちゃう
これこそダークヒロインでありリボルバーリリーなんてダークヒロインではない
調子に乗ったかラストは完全に蛇足でキワモノ三流監督の域を脱していない
とりあえず某監督のようなことにならず良かった
佐津川愛美があまりにも可哀想だ

ちーちゃんと萌花が友達になる展開は流石に無理を感じた
確かにキン肉マンゼブラとマリキータマンがタッグを組むこともあるわけで全くありえない話ではないが多少の違和感はまだある

荒らされた部屋はまるで前衛的な現代美術作品のよう
アートはどこへ行くのだろう

別に敬虔なクリスチャンじゃないけど掻爬手術のシーンが1番抵抗感があった
いろいろとグロいシーンはあったけど
なぜか掻き出されせる嬰児の立場として考えてしまった
あのあと嬰児はどのように「処分」されるんだろうか
まあ高齢出産はいろいろとリスクが高いし愛してもいない亡くたった夫のために命懸けでやることもないわな
宇都宮まきもとても不安だったと語ってるし

流石にここまで警視庁が無能とは思えないけどね
とっくに逮捕されるでしょ
そういう世界観なら受け入れるけど

真犯人役として磯野貴理子とか上島竜太郎が抜擢されるような刑事ドラマじゃとてもじゃないけど扱えない内容

この作品に便乗し家族や夫婦や親子の関して論じてもセンシティブな内容だしここのユーザーやカカクコムの下っ端社員の共感を得る自信は全くないので遠慮します

配役
結婚前は衣装デザイナーだった専業主婦の深瀬萩乃に佐津川愛美
篤紘の連れ子で中学2年生の深瀬萌花に植原星空
萩乃の夫で萌花の父親の深瀬篤紘に竹財輝之助
かつて萩野の家に住んでいた家族の娘のちーちゃんに伊礼姫奈
深瀬家の近所に住むシングルマザーの川添皐月に馬渕英里何
皐月の娘で中学2年生の川添椿に凛美
萩野の元仕事仲間の磯部薫に内田慈
生活安全課の巡査部長の山脇秋子にクノ真季子

野川新栄