陰陽師0のレビュー・感想・評価
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どうしても吐き出したい。
かなり昔に野村萬斎演じる「陰陽師」を見て面白かったため、今回は陰陽師になる前の学生時代と知り期待しながら視聴。
感想は、少し残念でした。
貴族の頭に花が付いていたり、床に花びらが散っていたりと、現実味が薄い演出が多くファンタジーよりなのかなぁ、それはそれで面白そう。と多少の違和感はスルーすることに。
予告編を見た時もがっつりアクションやCGが使われているシーンだったため、式神とか化け物とか、そういうのが出でくるのかなぁ。とワクワクしながら見ていました。
しかし実際は暗示や催眠をかけることで本人にそう思わせているだけ…
あれ?映像でそれっぽく見せてるけど、言ってること普通では。よくわからない演出で世界観作っている割には、本人達はそうでもないというギャップ。
呪いの木札?みたいなのが登場し、うわぁそれっぽい!と思ったら、実際は呪いに見せかせた毒盛りからの、突き落とし。
安倍晴明普通に探偵やってるし、筆跡真似て罪をなすりつけるもぶ…えぇ妙にリアル。それに安倍晴明冷め切っててちょっと違和感。
占いとかで犯人を探そうを必死になっている他の学生の方がよっぽど世界観にあっていた気がします。
物語が終盤になるにつれ、意識下の世界で話が進んでいきますが、意識下だからなんでもあり感がすごい。あとVFX多用しすぎなのでは。ここぞとばかりに花と水のシーン、あそこそんなに大事だったのでしょうか…。
あとラスボスの印象が弱かったです。嫉妬で両親殺して、安倍晴明も邪魔だからみたいな。
あんなに顔見えない演出するので、もっと安倍晴明と繋がりが強い人だと思っていたのですが、ただのお偉いさん。
最後、催眠をかけて色々やっていた中ボスに、安倍晴明が意識下から現実世界に直接攻撃してひと段落。
意識下から水龍がやってきて現実世界に作用し、今までの催眠とか、思い込みとは違う、ついに安倍晴明が他とは一線をかく存在に。
あぁそうか、今まで冷め切っていた晴明が遂に力に目覚めて、神とか仏とか、怨念が存在する世界??に気づくのかな
と思ったら、菅原道真を使った落雷のシーンでは、落雷の跡は一つもなく、お偉いさんが倒れているだけ…
落雷の跡は??梅の木は??現実世界に直接作用できるんじゃなかったの???
あれ?攻撃だけ??それともまだ催眠の範囲内?
とどっちつかずな結果に。
そのままメイン2人が、酒を交わしながら物語の演出足らずな部分を説明で回収。一応は納得したのですが、そういうことだったのか!!て感じではなく、よくわからないところを補足説明って感覚ですっきりしませんでした。
そのまま龍ごとに説明が始まり、
炎の龍が嫉妬の念で、水の龍がなんとかで…
金の龍がよしこ女王のお前を思う気持ちだよみたいな…
それに納得して、「そうだったのか…フフ」
そうだったのかじゃないでしょ。
え、恋心で金の龍ができちゃうの?
神に使えてたから神力がみたいな?だから、笛から出てくる仏様見えてたのか、いやそもそも唯一そういうのを信じてたのよしこ女王だけでは?
みんな呪いなんてないよ、思い込みだよ催眠、催眠
みたいな雰囲気だったし、
感想としては、ファンタジーに寄せるならもっとガッツリしてほしかったです。物語も演出もどっちつかずな要素が多く、ところどころ引き戻される感覚があり、すんなり世界観に入ることができませんでした。
あと中国映画を彷彿とさせる感じ…昔の陰陽師と比べるのも違うのですが、あのザ昔の日本、和、闇、明らかに人間離れしているオーラを放つ安倍晴明が好きだったので、今回は全体的に明るく、現代に寄せすぎたのではという印象でした。
あとVFXも、演出自体が良いものであればもっとレベルが高かったはずなのに…という感じでした。
俳優が豪華なだけに勿体無い。
帝の女慣れしてる青年の色気は百点満点。
呪の話になると何だかわからなくなってしまうよ
原作はかなりの数あるので、どのエピソードが映像化するのかと思っていたら、前日譚なんだね。
だから陰陽師0なのか。
面白いような、期待外れのような。
井戸の周りに足跡があるから殺人だ!とか
蛙を潰したように見せ掛けていけすかない貴族に水掛けてやったぞ。蛙の血だと思っただろう。
みたいな事を言い出して陰陽師ってそういう話だっけ?となった。
さらに途中からこれは現実ではない的な展開で、もう何が何だか…
「呪の話になると、俺はどうにもわからなくなってしまうよ」という原作の博雅の心持ち。
個人的には、人間が犯人って話よりも怪異を相手にする話の方が好きだな。
シリーズ化するなら、今後に期待。
ハリウッドに負けない 雅×最新映画体験
CGがとってもすごい映像が綺麗
音響もすごい映画館でしか体験できない映画
設定が意外と魔法や呪術を否定するもので、安倍晴明は科学的根拠に基づいて陰陽"風"の知恵を使う
ちょっとガリレオちっくなイメージ
けど科学の根拠を羅列するのではなく、陰陽を信じる人にはネタバレしない達観して割り切った部分もある
ストーリーと展開はちょっとついていけない箇所もあり
残念。予備知識あればもっと楽しめたかな。
逃亡シーンのアクションはなくても良かったのかな、、
すいません。
BUMP OF CHICKENの主題歌は最高でした。
帰りの電車でダウンロードしました。
ヨシコ女王の気持ちなのかな〜、
消去法とか言ってごめん!
無性に映画が見たくなり、でもお目当てのホラーはGW映画に押されて予定が合わず、ということで、実は渋々選んだ作品
夢枕獏と野村萬斎の陰陽師で育った身としては、あまり原作無視してくれるなよーという感じでした。……いえ、ここで博雅との出会い編が出てくる時点で違うのですが
始まってみると、VFXの精密さにびっくりしました。
特にラストの梅の木は素晴らしかったですね、流石日本
原作に出てくるのと似たエピソードもいくつかあり、少し嬉しかったです
話題にはなっていましたが、呪術廻戦滅茶苦茶意識してますね
陰陽師なんだからそりゃあ多少被るだろうと思っていたら、まさかの道真と無量空処
あれは仏教がモデルなんだから陰陽道とは関係ないよ……
仕方なしと選んだ作品でしたが、物語もしっかりできており、とても楽しめました
大変失礼いたしました!
正直、山﨑賢人以外の晴明が観たかった。ライト層向け陰陽師
何で今、安倍晴明なのか?というと
タイトルにつく「0」といい
監督・脚本が佐藤嗣麻子といい、
呪術廻戦の人気、監督の旦那さんであるゴジラ -1.0の山崎貴、VFXが同じ白組という
人気と話題に乗っかってるにすぎないという…。
で、中身は?というと
一言でいえば「中途半端」
呪術や陰陽師の扱う「まやかし」みたいなもんだった。
まず演出だが、冒頭で平安時代における陰陽師の役割や呪(しゅ)・呪術といった説明が
ツダケンボイスで語られ、字幕表記がされる
で、「1000年前の言葉では…なので、ここからは現代語で…」と進むのだが
やはり要所要所では詠唱など昔言葉が入るわけで、予告CMでは『封』の詠唱や水面に陣を描く詠唱の際、文字表記されていたのに
本編では詠唱のみで聞き取りにくいし、「術」を使ってる感、迫力にかける
なぜ予告ティザーみたいに文字表記しなかったのか。
セリフは現代語で進むのは良いが、場面・場所なり人物などにもテロップつけるべきなのでは?
原作では博雅の龍笛の音には、もっとシャーマニズムというか本来の神楽・雅楽として優れた能力があることが伝わる描写があったと思うが、
博雅の龍笛に晴明が助けられたと礼をのべるシーンや幼き頃の微子女王が聞き惚れる描写ぐらいしかなく博雅の「私はいつも好きな時に好きな笛を吹く」というセリフのせいで
ただ笛好きの笛の上手い人…ぐらいになってるのが残念だ
ストーリーだが
コナンは「真実は一つ」だが晴明は「真実は人の数だけある」で
晴明の父親殺しの犯人、特業生の泰家(村上虹郎)殺しの犯人、都に渦巻く妖の正体を暴くミステリー的な要素と博雅(染谷将太)と微子女王(奈緒)の恋愛が絡み合う。
まぁ最初に陰陽頭や晴明が、呪とは「暗示、催眠術」だったり「人の心・感情が生み出すもの」という説明が入るが、呪術廻戦で負の感情からくる呪いやミステリーを良く読む方には
……である。笑
どの呪が誰の感情か?
そこさえ理解してれば何も難しくはない
博雅が乙骨くんで微子女王が里香ちゃんで…はい。
あと違和感、晴明が逃げる時のアクション
急に晴明は体術も凄いんだ?ってなるのは何?
派手なアクションで誤魔化されたにしか感じなかった。
数年前の野村萬斎版「陰陽師」のほうがCGは今よりもショボいが断然良かった
若かりし安倍晴明ということで、実写化俳優の山﨑賢人なのかもしれないが
キングダムやゴールデンカムイの記憶が新しいだけに
山﨑賢人には、ちょっと冷めた(というか達観した)感じの晴明が似合わないというかしっくりこない。
個人的には、まだキングダムでの嬴政の吉沢亮をそのまま持ってきた方が雰囲気があるんじゃないかと思った。
山﨑賢人だったり呪術廻戦の人気にあやかって若い世代、ライトなターゲットを「陰陽師」の世界に導こうという意図はわかるがうーん
がっつり好きな人などからしたら
やっぱ、ちょっと弱いというか密度が…
残念というかもったいない気がする
唯一の陰陽師
おそらくならば日本における陰陽師第一人者の夢枕獏原作「陰陽師」に興味があって鑑賞。
なかなかに興味深かった。
陰陽師寮なる学校があるのだが、それに携わる者達は総じて詐欺師で…暗示と催眠術によって他者の不安を食い扶持にするイカサマ集団と位置付けられている。
そら安倍晴明が「興味がない」と断言するわけだ。
どういうプロセスなら「陰陽術」っていう特異な能力を継承できるのか興味もあったのだけど、知識と技術に付随するもならば育成も可能なわけだ。
そんな中で唯一本物の陰陽師である安倍晴明。
ちゃんと描き分けが出来ていて、彼だけが呪文を唱え印を結ぶ。
もはや彼を陰陽師と呼ぶならば他の者には別称を与えるべきだと思う程に差がある。
彼には人の情念を可視化する能力があって…姫の感情が見えるのならば、他の感情を感知する事もできるのであろうと思われる。
今回の話の核に、人の業というか欲望や野望に端を発するモノがあって、ファンタジーだけにならない作風も好感触であった。
物語の筋はちょいと面倒で…ある瞬間から脳内世界へと飛ぶ。後述はされるが広範囲の集団催眠にかけられるのだ。ヒロマサが馬を連れて駆けつけた以降は脳内世界なのである。
そこから更に晴明の深層心理になるのかな、そんな世界観が提示される。夢の中で夢を見るような状態だ。何が起きても不思議ではない世界。だって想像の中なのだもの。
その世界をぶち破る安倍晴明。
どういう仕組みなのかは知らないが、陰陽師寮に住まう水龍を物質化させ、催眠術をかけた術者を打ちのめす。どうやら精神世界では時間も距離も座標でさえ無視できるものなのらしい。
精神干渉しか出来ない陰陽師寮に対して、精神世界のモノを現世に物質化させられるという真の陰陽師・安倍晴明。鵜呑みにするべきかちと迷う。
その台詞はラス殺陣で発せられ第三者がいないのだ。いや、第三者がいたとしても、同じ映像を見せればすむ。…フィクションではあるのだけれど、なかなか陰陽術の本質は見せてはくれないみたいだ。
CGとかも頑張ってた。
結局のところ陰陽師は安倍晴明以外は全員胡散臭い存在だったのがお気に入りポイントだった。
日本人って平安の時代から騙されやすい民族だったんだなぁ…。
映像が美しい
陰陽師の神秘の世界に浸かりたくて見に行きました。CGが安っぽいところも多々ありましたが、全体的に映像がとても綺麗です。
大画面で見る価値はあります。野村萬斎さんバージョンも原作も未読でしたのでストーリーも新鮮に見ることが出来ました。
実写は何でもかんでも山崎賢人と言われるけれど、やはりこの役は彼が適任だと思います。
アクションシーンや顔の美しいドアップでも嫌な感じは受けず長髪の時に余りの美しさに息を吞むほどでした。
染谷サンは安定の流石の演技力です。何気に可愛らしくもある役ですね。笑
小林薫が悪役やるのも珍しいけどやはり何を演じても上手いですね。
評価が余り高く無いので期待していなかったのですが、娯楽作品としてとても良くできていたと思います。
安倍晴明って口が上手いね
若かりし頃の安倍晴明を山﨑賢人が演じている。ってか邦画における山﨑賢人の主演率高くね?!
呪術、衝突。
フライヤーにはそう謳われているが、正しくは呪術というより騙し合いが正解かもしれない。
陰陽師ってそんなうまく説明は出来ないけど、要は暦・天文学・占星術等における知識が求められるのが陰陽師で学者のほうがイメージとしては近いかもしれない。博識があると認められれば認められるほど官僚として出世する事ができる時代において安倍晴明は類稀な才能を発揮し狐の子と称された。
本編では呪術のシーンにおいてCGを駆使してより人間の潜在意識に入り込めるように作られているのが印象的だったが、では呪術って魔法なのかという声も上がっているが、呪術と魔法は違う。
ちょっとネタバレするが呪術の授業の際に呪いかけることを呪(しゅ)をかけると話していたがこれが答えなわけで、蛙を殺したと見せかけての実は逃がしていて死んでいると見えたのは、殺したと思わせるための錯覚だったというように、口が達者じゃないとそこまで人は騙せない。
ありもしないことを糸も簡単に人の潜在意識に入り込み騙せてしまう。序盤の鼠のシーンも圧巻だったが、魔法との決定的な違いは視覚化するのが思い込みによるものか現実世界なのかだろうか。
だから、安倍晴明って相当口が上手いんだなあという印象。人を惑わせ、錯乱させる事においては天才なスキルを発揮した。霊感があり、鬼とも対峙した逸話がある云々の審議は別にして相当頭の回転がはやいから色々な場面で活躍出来たのかもしれない。
大人になってからは御参りには行けてないが映画を観て改めて晴明神社に御参りしたくなった。
なかなか烏帽子とらない
ポスターがかっこよかったのと、夢枕獏原作ということで見に行った。
色々ごちゃごちゃしていて楽しかった。
犯人捜し要素だったり、身分違いの恋愛だったり、スーパー呪術バトルだったりと2時間くらいの映画にたくさん詰め込んでいて、どれもそんなに不必要さを感じずに楽しめた。
夢枕獏はすごくハッタリが上手いと思う。
陰陽師の呪術の設定が、最初は手品っぽい胡散臭いものだと思わせておいて、実は人はすべて潜在意識で繋がっているから潜在意識から暗示をかけるもの、という設定に発展したと思いきや、最後は潜在意識から物質を引っ張り出すというハイパー呪術パワーを安倍晴明だけが使えるようになるという流れが作中であったけど、最初からハイパー呪術パワーが使える、というよりすごくハイパー呪術パワーに説得力が出てきて面白い。
個人的にはマーベルのヒーロー映画とかもお金をかけて、こんな大味なハッタリをやっているのかなぁと思った。日本の有名な俳優がたくさん出演していたし、これが日本版ハリウッド映画なんじゃないかと思う。ちなみにどっちも大好きですよ?
映像もハリウッドほど大迫力ではないけど、潜在意識世界に入ってから凄い綺麗だった。竜とか男女がハグすると凄い繁殖する植物とか。あと菅原道真が登場する前に対象を拘束する梅の大木とかが凄いかっこよかった。パッと梅が咲いたときのアツさが印象に残った。
キャストについては、僕個人として山崎賢人という俳優に過去一度も心を掴まれたことはなく、今作上映中も「こいつずっと棒読みだな」とか「たくさん実写化映画で経験積んだはずだろ」とか思いつつ、その顔とスタイルの良さだけに主人公としての価値を認めていた。
ひろまさ役の染谷将太が主人公分の感情表現をひっくるめて熱演してくれていたので、顔と身体がかっこいいだけの俳優でも主人公役は十分務まっていたように見えた。けど最後の最後にずっとひろまさに無愛想に接していた山崎賢人がちょっとデレたシーンが、作中の安倍晴明の冒険をひっくるめたうえでの、安倍晴明としてデレに見えて、山崎賢人という俳優と安倍晴明というキャラクターがばっちり重なったみたいで凄くよかった。「山崎賢人はこれで飯を食ってるんだ」と確信した。最初からキャラに入り込むのではなくて、ストーリー全部棒読みで演じて、ラストシーンで完璧にキャラクターになりきる調整をしているタイプの役者だった。
あと帝がティモシーシャラメに似ててなんか面白かった。
陰陽師実写化史上一番の再現度
私は小説版のファンで、野村萬斎バージョンの『陰陽師』にがっかりしていた当時の私に安心してと教えてあげたい作品。
平安時代の、京都の、和の美しさというものを日本人の繊細な感覚で表現しつつ、小説の中に存在するぴりっとした緊張感を残して再現していて、監督やスタッフさんの、美意識の素晴らしさを感じました。
紫と黄色は帝にしか許されない色ではなかったかいな?透明な硝子の酒椀はあったのかいな?という疑問はあったけれど、【光る君へ】より上下社会をリアルに表現していたと思います。
本当は帝や上位貴族といち陰陽師が直接話すなんて無かっただろうし、絶対同じ座にはいなかった。砂利に座って待機していたのはリアルで良かったと思います。女性が御簾越しに会話したのまで表現してしまうと、絵に収まらないのでそこはしょうがないと思えるけれど。
博雅と晴明の関係性は小説の通りしっかり描いていて、原作読んでる人ならニヤリとする台詞が沢山盛り込まれていて嬉しく思いました。
原作どおりなら式神や晴明の屋敷の描写もしたかっただろうけど、『呪』をテーマにするなら整合性合わなくなるところも混乱する観客も出てくるだろうからもう出さない!という思い切りも好感がもてました。
『安倍晴明』を世界へ紹介することを意識してるのかなという意図をすごく感じて、海外の『安倍晴明』を知らない人には羽生結弦が演じた『SEIMEI』は確実に入り口だったわけで、
そのファンに、【これがSEIMEIですよ、羽生結弦はこれを演じていたのよ】と説明しつつ日本の良さ(日本映画の良さ)をアピールしたのかな、と思いました。
夢と現の境目が曖昧だったという時代やそれを原作で表現されていたのをちゃんと表現されていることにめちゃくちゃ感銘をうけたし、
晴明と博雅のキャラクタがしっかり反映されていた。この点をツッコむ人がいたら、原作読んだらいいよと伝えたいです(笑)
脇役も良かったですね。大御所俳優あれだけいると犯人が誰かすぐには分からないっていう(笑)そして鬼滅の刃思い出したの私だけじゃないはず(笑)
アクションや呪のシーンもとにかく無駄なく美しく必要なだけ入れる。マーベルとかハリウッド映画のアクションに慣れてる人は物足りないかもしれないけれど、物語の緊張感を保つのにダラダラしないのはとても良かったと思う。
パンレット読めば分かるけれど、『呪文』に関してもこだわりがあり、聴いていて耳触りもよかった。
この映画はまたお金払って観たいし、何かしらの動画配信で家庭の大画面で観られるようになるのが待ち遠しい。
バンプのエンディングテーマも良かったな〜。
原作ファンなら観るべきだし、話題になるし考察やりとり楽しそうなのでカップルにもオススメ、山﨑賢人ファンは絶対観るべき作品。一部グロシーンあるので未就学児は注意必要。
山﨑賢人と染谷将太のコンビの続編が待ち遠しくなります
並行している大河ドラマの安倍晴明とは、対極的な爽やかさがあり爽快感のある作品です。
シャーロックホームズの冒険風なところが好きですね。
特に、山﨑賢人と染谷将太のコンビが良く、このコンビが活躍していくところを観たいです。
金色の龍が出てきたので、キングギドラかと思っちゃいました。(笑)
白組のVFXはさすがです。
もしかして・・・次回の国内ゴジラ作品には、キングギドラが出そうですねー。
苦悩と欲望の階級社会
小説については全く知識なしで映画を観ました
原作を知らなくても楽しめる内容です
本作は学生(がくしょう)の安倍晴明が
女王の頼みから始まり
陰陽師たちの陰謀にまきこまれていくストーリー
映画としてド派手なバトルアクションシーンを期待していたが
陰陽師は催眠術的な部分が多い設定なので
精神世界ではそれなりに派手なシーンがあるが
全体的に派手さはない
グロいシーンはあまりないが
序盤に呪いによりカエルが爆散するくらい(これも幻術だが)
本作は平安時代なので
階級社会的な時代背景により
そこで苦悩したりする人物が多い
その中で45歳の学生の人や女王の恋心など
階級社会で苦悩したりする部分がリアルに感じられた
安倍晴明だけは、それに無頓着なので
キャラクター的に尊大に感じる
黒幕は陰陽頭だが
グルになっていた炎の龍を操っていた博士とかは
解説されないとどんな人かまったくわからなかった
殺された人は陰謀のために殺されただけで
女王の頼み事も呪術の触媒くらいでそこまで意味はなかったのはちょっとかなしい
クライマックスの展開は、僕はイヤだが興行的には必要だったんだろうね。
終盤の手前までは純粋に面白い。
基本的に非現実的な魔術など存在せず、すべては人間の思い込みが見せる幻覚だというスタンスの主張が何度もされる。
陰陽師はそれを意図的に引き起こすのだと。
しかし最後のクライマックスでは、人間が宙に浮き、龍が飛び交う、非現実的な現象を起こしまくるのでどういうことかと思っていたら、結局それが全部、別々の場所にいる者まで一緒になって、大勢の心がオンラインゲームみたいにつながって同じひとつの精神世界内に存在して体験していたことだった、で片付けられてしまう。
いくらんでも、そんなことまるで納得できないし、それが許されるなら、もうどれほど突拍子もないムチャクチャな出来事を起こそうとも、あとから全部、精神世界の出来事でしたで済んでしまうので、脚本家にとってこれほど便利な万能のオチはないだろう。
簡単に言うと変則的な夢オチなのだ。
やめてほしかった。
この強引な終盤がなければ、★4つはつけたい面白さだったのに。
でも世間的には、この終盤のような派手なCGのアクションがなければ物足りないと思われてしまうものなのかもしれない。
配役がやけに豪華で、話も面白かった。
主人公の無礼で失礼な、恐れを知らない態度は、貴族に処刑されても文句は言えないレベルだが、観て面白いので良かった。
晴明と博雅はじまりの物語
◯綺麗なVFX
リアル感は薄いが、美しさを意識したVFX。
さすが白組。
◯晴明と博雅はじまりの物語
晴明と博雅の友情を描く。
◯本物の陰陽師"安倍晴明"
安倍晴明だけが本物の呪術を使える世界。
◯意外と心理系
深層心理の世界に入り込む。
◯叶わぬ恋
陰陽師シリーズ恒例の博雅の恋。
△詰め込みすぎ?
博雅の恋が終わったところでお腹いっぱい。
晴明の親殺しの犯人もなんか小物感あるし、
続編に引っ張っても良かったんじゃ?
△呪術?呪?
本物の呪術が使えるのは晴明だけなので、
他の陰陽師は呪(しゅ)という心理テクニックを
使うのだが、これが普通に魔法的に使われており、
本物の呪術との違いがほぼ無いように見える。
晴明の呪術の本物感が引き立たない。
△所々演出が微妙
呪の舞を踊る時に効果をそのまま口に出すのは
カッコ良くない。
晴明のアクションシーンもなんかスローテンポ。
△鬼がいない世界
従来の陰陽師映画とは違い鬼はいない世界観。
初歩的なことだよ、ワトソン君
などという、探偵物の推理小説かと思いました。予告など、見るからに平安版・剣と魔法のファンタジーかと思いきや、実は呪術などは催眠術や手品めいた「まやかし」であると解き明かしていく、まるで名探偵のような論調には非常に興味がそそられました。占いは統計学だと論じられたのも、成る程と思った。まあでも、不可思議な魔法パワーのバトルでも良いんですけどね。なんだか講師の授業を受けている様子が平安ハリーポッターかと思ってしまった。
でも後半、その魔法パワーにしか見えない、炎の龍と水龍がぶつかり合う壮絶バトルの理解には難しかった。「全てまやかしだ」などとスカした顔つきで述べていた陰陽師・安倍晴明、実は本物の魔法パワーを持った魔法使いでした!っていうオチでも嫌いじゃ無いし、そういう解釈でも良いんですが、水龍召喚後の我に返った安倍晴明氏が元々縛られていた場所で縛られた状態で我に返った、ということは「あー、やっぱりまやかしだったの?」と理解すべきなんだろうか。
そもそも、序章でカエルを弾き飛ばした下りで、「観客である我々」に見せた映像は、ハッキリと弾け飛ぶ有様を映して見せた。ということは、どれほど輝く龍が画面を飛び交いぶつかり合っても、それは真実では無い「まやかし」ということか。では、源博雅と徽子女王が感情をぶつけ合い抱き合う、花々が咲き乱れる美しいシーンもまた、観客である我々が見ているのは「まやかし」でしかないのか。「まやかし」だったとしたら、それにもかかわらず、如何にして心が通じたのか。正直、どう解釈して良いのか判らない。判らないけど、まあ良いか。素晴らしく美しいシーンだったから。
ともかく、こうした「魔法や呪術の真実を解き明かす」というような展開は面白かった。「五条霊戦記」という映画を思い出しました。あれは魔法パワーのような映像美は無いけど、なんだか法力の真実の姿のような生々しさがあって、大好きな映画です。
結局、帝の元に向かう徽子女王さんだけど、実は「逢いたいが為に琴の弦を自分で切った」というのが切なくて良いですね。こういうところもまた平安恋絵巻な感じで。
美術よし
平安時代も大好き
前回の野村萬斎がとても良い作品でした。
今回は映像も含めパワーアップしてますが、話としては続いているので、未鑑賞の方はぜひ。
今回は、結構現代風にアレンジしたところはありますが、それでも着物は色彩綺麗だなぁと思いました。
そしてお花のヘアアレンジ、とても素敵
冒頭の平安京の説、陰陽師の説明は急ぎながらも楽しくて、もっと続けて欲しかったです
手紙のシーンで思わず泣きました😭
闘うシーンが少なく感じたけど、良き良き
帝役の板垣くん、少ししか出てなかったのに光ってました。ティモシーシャラメ並みの光沢感。今後も出演作品が増えることを期待します
新解釈陰陽師
安倍晴明ものの定番ネタも登場しますが、陰陽師の神秘の世界に、現代的な心理学っぽい味付けがされているのが興味深い新解釈です。
画面は色彩豊かで美しいのですが、CGを多用したきらびやかなシーンが多く、平安時代らしい薄暗い雰囲気とは言いかねる面もありました。
一点、驚いたのが「事実と真実」の話題です。「ミステリと言う勿れ」の名セリフだと思っていたものですから。
こういった気になる点のいくつかを分かった上でも、続編が作られることを期待しています。
呪術ミステリー
都を守る行政機関
律礼国家が生まれて出来た陰陽師。
疫病が厄神なら門を閉じる。
何者かが占い、まじない、こよみを創る。
そんな役職が。
晴明と博雅の関係性が良かった。
二人とも演技が上手。
染谷奨太さんの顔の表情、目の動きは凄い。
また帽子にお花を着けているが可愛い。
山﨑賢人さんの帝釈天のポーズは格好いい。
髪が振りほどいても。また杉元佐一と違って。
『真実は人の数だけある。その人が真と思えば真実。しかしは事実は1つだけある』なるほどなぁと思った。ミステリーと言う勿れでもあった気が。
ナレーションの津田健次郎さんが
『現代語に訳して続けます』
あのセリフと声のトーンで一気に映画に
引き込まれた感じがした。さすがだね。
晴明と声のバティのバランスが絶妙だったので
又観てみたい映画でした。
前作及び原作の陰陽師とは別物
として見るとまあまあ面白い。けど、原作の陰陽師の前日譚って言われたら違和感しかない。単体として見て、これだけの映画として見るなら、まあこういうのもありかなだけど、あの夢枕獏先生の小説の博雅と晴明の若い頃!って言われたら嫌すぎて暴れる。27歳はそもそも若くない。
衣装が「時代考証してこうなりました!」と言う割に「じゃあ他のものは???」ってなるので、都合のいいところだけ自己解釈時代考証入ってんな…感。割と力技のストーリー。唐突に出て来るアクション。そして人間寄り過ぎる晴明。夢枕獏先生に全く関係ない新説陰陽師です!って言われたら、色んな解釈あるよね〜だったけど、関係あります!って言われるともう…勘弁して欲しい…解釈違いです…
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