劇場公開日 2024年4月19日

「楽しい娯楽作品」陰陽師0 星のナターシャnovaさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0楽しい娯楽作品

2024年5月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

単純

興奮

平安時代、京の一角に政(まつりごと)での決め事や
行事の吉凶を占うための役所として
また、の陰陽師を育生する学校として
陰陽寮と言う役所があり
その中の少々変わり者の学生が
若きの日の安倍晴明。

そこへ公家の源博雅が、思いを寄せる元の斎宮の宮が
何かの不可解な力に取り憑かれていると
助けを求めてやってくると言う出だし。

夢枕獏氏の全面協力のもとに作られた完全新作。
以前のバージョン、野村萬斎版の晴明が大好きだったので
楽しみにして観てきました。

もちろんVFXやアクションも旧作より
今の時代に合わせて派手めの楽しい映画となってました。

で、月に8回くらい映画館で映画を観る
中途半端な映画好きとしては

安倍晴明はまだ学生と言う設定なので
小説に出てくる蜜虫は登場しなかったけど、
安倍晴明の掴みどころの無さや
「源博雅、よき男(お人よし)」感はよく出てて
そこは楽しかったです。

物語の初めに陰陽師に関する説明が割と丁寧に
織り込まれていて、ファンタジー世界に
入りやすい感じになってました。

たまたま、今NHKの大河ドラマで同じ平安時代が舞台の
「光る君へ」を放送しているため
正直、衣装や調度品などがやっぱり大河ドラマは
お金かかってる感が強くて
そこを比べる対象では無いことは重々承知なのですが
どうしても見比べてしまいます。
特に元の斎宮の宮やそのお付きの女房たちの衣装や髪型が
なんか観てるうちに、韓国王朝物に観えてしまって
この監督さんなりの「なんちゃって平安京」だから
そんなに厳密に再現しなくても良いのだけど、少し残念。

あと、村上虹郎、筒井真理子の無駄使い感が〜〜
勿体無い(笑)

星のナターシャnova