劇場公開日 2024年3月1日

「総花的になり過ぎだったかも」漫才協会 THE MOVIE 舞台の上の懲りない面々 鶏さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0総花的になり過ぎだったかも

2024年3月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

漫才協会会長のナイツ塙宣之が監督を務めた漫才協会の紹介映画でした。演芸ファンとしては見逃せない作品であり、また漫才協会所属の漫才師が舞台挨拶するというので観に行って来ました。私が観に行った回に登場したのは宮田陽・昇。お馴染みの都道府県の地図ネタを観てから映画鑑賞となりました。

チラシでは”ヒューマンドキュメンタリー”と謳っていたのですが、ヒューマンドキュメンタリー的な要素は事故で隻腕となった大空遊平や、離婚しても夫婦漫才だけでなく、同居・同衾を続けるはまこ・テラこのパートに限られていた感じでした。それ以外は総花的で、漫才協会自体や所属する芸人の紹介”動画”という感じで、正直焦点がボヤけていたように思えたのが残念なところでした。わざわざ本作を観に行くのはそれなりの演芸ファンでしょうから、もっとドキュメンタリーパートに絞っても良かったんじゃないかなと思ったところです。

ただ大空遊平やはまこ・テラこのパートはかなり興味深いものだったので、これを観られただけでも満足でした。

報道によれば、塙監督は第2弾も検討中と発言していたようなので、次回作に期待したいところです。

そんな訳で本作の評価は★3とします。

鶏