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「レディ・プレイヤー1」は青春映画?原作者、製作者、森崎ウィンのてい談で見えてきた“中身”

2018年4月10日 13:00

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(左から)ドナルド・デ・ライン、 森崎ウィン、アーネスト・クライン氏
(左から)ドナルド・デ・ライン、 森崎ウィン、アーネスト・クライン氏

[映画.com ニュース] スティーブン・スピルバーグ監督がメガホンをとった超大作「レディ・プレイヤー1」の原作者アーネスト・クライン氏とプロデューサーのドナルド・デ・ラインが来日、日本人のキャラクターである“ダイトウ”を演じる森崎ウィンとともに、作品の魅力について語った。

2045年の未来を舞台に、巨大なバーチャルリアリティ(VR)世界「OASIS(オアシス)」で繰り広げられる壮大なトレジャーハンティングが描かれ、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「機動戦士ガンダム」ほか、80年代ポップカルチャーのキャラクターやメカが多数登場することでも話題の作品。「一読して非常に魅力を感じました。現実世界とVR世界があり、それを映像化すればおそらく今まで誰も見たことがないような映画になるんではないかなと思ったんです」と、映画化権を買い付けたデ・ラインは振り返る。

森崎が演じるのはメインキャラクターのひとり。オアシス内では侍姿のアバターとして登場する。「どれくらい出ているかは見てからのお楽しみです」と笑うが、出演が決定するまでには紆余曲折あったそうで、「オーディションを2回受けたんですが、半年ぐらい待ちまして、その間に事務所から急に刀の殺陣を習えとか、英語を勉強しろとか、結果も出ていないのに言われたんです。これまでの人生でこんなに待たされることはなかったので、『これは何のためにやっているんだろう……』って」と戸惑ったことを明かす。だが、出演が決定するや、撮影現場に立つまでは怒とうのような展開。「実感がないまま、気づいたらもうイギリスにいました(苦笑)」。

「刀を持っての所作を日本で習っていたのがすごく役に立ちましたね。現場で監督にも『こういうやり方がありますよ』とか、お辞儀の仕方などを自分でプレゼンできましたから」とエピソードを明かす森崎だが、「この映画は、ある種の青春映画だと感じます」と言う。「(普通の青春映画と違って)表現の道具、表現の武器が今の時代に合わせたものになっただけで、たぶん人間の中の、他人と協力して何かを得る意志、あと自分の信念の強さだったりは、VRの中でもやっぱり変わらないんだなというのは感じました」。

この言葉にクライン氏も「テーマは色々あるんですけど、今彼が話したこともひとつあります」と同意。現実世界と同じだけの価値がVRでも生み出される未来社会を描くことで、「現実世界の自分がいるのと同時に、『こういう自分になれたらいいな』という思いがあります。でも、自分が現実で必要なものと、ファンタジーの世界で欲しいもののバランスを取らなければいけないと思うんですね。白昼夢ばかりを追って現実を忘れるのは良くない。そのバランスを取るのが必要だねということも、この物語の核のひとつになっています」と続けた。

最後に日本の映画ファンへのメッセージをお願いすると、クライン氏は「日本の方になじみのあるキャラクターがとても多く出ていて、隠してあるものもありますので、映画館で何度も細かく見ていただきたいです」と笑顔。デ・ラインは「劇場に行く体験として、皆さんはおそらく初めてのものを経験することになると思います。何かに乗り込んで作品に入っていく感じになりますので、ぜひ映画館に行って見てもらいたいです」と語り、森崎は「80年代のポップカルチャーをすごく描いてる映画なので、親子2世代で見られる映画になるんじゃないかなと思います。ぜひ家族で行っていただきたいです」と力を込めた。

レディ・プレイヤー1」は、4月20日から全国公開。

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