全米映画ランキング : 2024年10月25日~2024年10月27日

全米映画ランキング:2024年10月28日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2024年10月25日~2024年10月27日
(金額・順位は確定後のもの)Box Office Essentials

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 ヴェノム ザ・ラストダンス

Venom: The Last Dance
「ヴェノム ザ・ラストダンス」

Sony Pictures
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

1 51,000,000 51,000,000
2 1 Smile 2

Smile 2

Paramount

2 9,400,000 40,714,005
3 コンクラーベ(原題)

Conclave
「コンクラーベ(原題)」

Focus Features
(キノフィルムズ)

1 6,500,000 6,500,000
4 2 野生の島のロズ

The Wild Robot
「野生の島のロズ」

Universal
(東宝東和、ギャガ)

5 6,500,000 111,368,270
5 5 We Live in Time 3 4,848,132 11,760,401
6 3 テリファー 聖夜の悪夢

Terrifier 3
「テリファー 聖夜の悪夢」

Iconic Events
(プルーク、エクストリームフィルム)

3 4,271,507 43,138,946
7 4 ビートルジュース ビートルジュース

Beetlejuice Beetlejuice
「ビートルジュース ビートルジュース」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

8 3,230,000 288,743,942
8 18 ANORA アノーラ

Anora
「ANORA アノーラ」

Neon
(ビターズ・エンド)

2 867,142 1,619,582
9 7 Piece by Piece

Piece by Piece

Focus Features

3 720,000 8,882,890
10 8 トランスフォーマー ONE

Transformers One
「トランスフォーマー ONE」

Paramount
(東和ピクチャーズ)

6 720,000 57,946,270

「ヴェノム ザ・ラストダンス」首位! レイフ・ファインズが枢機卿を演じる新作、「ANORA アノーラ」も登場

10月最終週の北米映画市場の累計興行収入は、この2カ月間では最高の数字となりましたが、依然として低調に推移しました。週末3日間の興収ランキングでは、トム・ハーディ主演で、スパイダーマンの宿敵としても知られるマーベルコミックのダークヒーロー、ヴェノムの活躍を描いた人気シリーズ第3弾「ヴェノム ザ・ラストダンス」(ソニー)が首位を獲得しました。

ジャーナリストのエディ・ブロック(ハーディ)に地球外生命体シンビオートが寄生したことで生まれたヴェノムは、前作で強敵カーネイジを倒し、世界の危機を救いました。そんな彼らは、シンビオートを極秘に研究する施設に侵入したことで、特殊部隊に追われる羽目に。やがて、シンビオートの創造主である最強の敵・邪神ヌルとの戦いに巻き込まれていきます。シリーズ過去2作で脚本や製作を務めてきたケリー・マーセルが、今作でも原案、脚本、製作を務めたほか、映画監督デビューも果たしています。製作費1億2000万ドルに対し、週末3日間で興収5100万ドルを記録しました。

「Smile 2(原題)」(パラマウント)は、ハロウィン前の週末に公開規模を拡大しましたが、2位にダウン。週末3日間で、興収940万ドルをあげました。公開初週のオープニング興収は前作を上回りましたが、2週目の興収は前作の半分以下となりました。

レイフ・ファインズ主演のスリラー「コンクラーベ(原題)」(フォーカス・フィーチャーズ)は、「野生の島のロズ」(ユニバーサル)と並び、週末3日間で興収650万ドルをあげ、3位にランクイン。「西部戦線異状なし」のエドワード・ベルガー監督がメガホンをとり、ファインズは、ローマ・カトリック教会の最高司祭である教皇選出を司るローレンス枢機卿を演じました。リベラル派のアルド・ベリーニ(スタンリー・トゥッチ)や保守派のジョセフ・トレンブレイ(ジョン・リスゴー)らが候補に挙がるなか、次々とスキャンダルや陰謀が明るみになります。ロバート・ハリスの同名ベストセラー小説を原作に、ピーター・ストローハン(「裏切りのサーカス」)が脚本を担当。製作費2000万ドルが投じられ、2024年のテルライド映画祭でプレミア上映されました。

第77回カンヌ国際映画祭でパルムドールを獲得した「ANORA アノーラ」(Neon)は、公開2週目を迎え、18位から8位にジャンプアップ。ニューヨークでストリップダンサーとして働くアノーラ(マイキー・マディソン)はある日、ロシアの新興財閥の息子・イヴァン(マーク・エイデルシュテイン)と出会います。“契約彼女”から始まったふたりは距離を縮め、瞬く間に結婚することになりますが、反対するイヴァンの両親がやってきて、大騒動へと発展します。ショーン・ベイカー監督(「フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法」)がメガホンをとり、週末3日間で興収86万ドルを記録しました。

2024年10月28日更新 Dan Knighton

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