全米映画ランキング : 2025年11月7日~2025年11月9日

全米映画ランキング:2025年11月10日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2025年11月7日~2025年11月9日
(金額・順位は確定前のもの)Box Office Essentials

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 プレデター バッドランド 1 40,000,000 40,000,000
2 1 Regretting You

Regretting You

Paramount

3 7,125,000 38,596,000
3 2 ブラックフォン 2

Black Phone 2
「ブラックフォン 2」

Universal
(東宝東和)

4 5,300,000 70,109,000
4 Sarah's Oil

Sarah's Oil

Amazon MGM Studios

1 4,459,000 4,459,000
5 Nuremberg

Nuremberg

Sony Pictures Classics

1 4,147,411 4,147,411
6 3 チェンソーマン レゼ篇

「チェンソーマン レゼ篇」

Sony Pictures/Crunchyroll
(東宝)

3 3,600,000 38,031,000
7 4 Bugonia

Bugonia

Focus Features

3 3,500,000 12,310,000
8 Die My Love 1 2,830,924 2,830,924
9 6 スプリングスティーン 孤独のハイウェイ 3 2,200,000 20,396,000
10 7 トロン:アレス

Tron: Ares
「トロン:アレス」

Walt Disney
(ディズニー)

5 1,800,000 71,260,727

エル・ファニング主演「プレデター バッドランド」が首位デビュー! カンヌで注目のインディーズ作品もランクイン

11月第2週の北米映画市場、週末3日間(11月7~9日)の興行成績(米メディア調査会社Comscore調べ)は、「プレデター」シリーズ最新作「プレデター バッドランド」が首位を獲得。公開前のオープニング興行収入予想を大きく上回る4000万ドルを売上げました。

「プレデター」シリーズは、1987年公開の第1作からクロスオーバー作品も含め全7作品が製作され、高度な科学技術を駆使した武器を持つ、宇宙で最も危険な戦士プレデターと人類の死闘を描いてきました。「プレデター バッドランド」では、これまで“狩る側”だったプレデターが“狩られる側”に回り、シリーズ初となるプレデターを主人公とした物語を展開。新人ディミトリウス・シュスター=コロアマタンギが追放された若きプレデターのデク役を、エル・ファニングが彼の脚のないアンドロイドの相棒ティア役を演じています。

製作費の1億500万ドルのほかマーケティングにも多額の費用が投じられましたが、観客の満足度を出口調査するシネマスコアで「A-」の高評価を得ていることから、今後数週間でさらに興収が伸びることが期待できます。

「プレデター バッドランド」以外の新作映画では、Amazon MGMスタジオが手掛けたザカリー・リーバイ主演の「Sarah's Oil(原題)」がもっとも好調で、週末興収445万9000ドルで初週4位にランクイン。黒人女性として初めて億万長者となった人物の物語で、シネマスコアでは最高評価の「A+」を獲得しています。

5位は、ジェームズ・バンダービルト監督、ラッセル・クロウ主演の歴史法廷ドラマ「Nuremberg(原題)」(ソニー・ピクチャーズ・クラシックス)。観客のレビューは概ね好意的ですが、批評家からの評価は芳しくないようです。

8位は、ジェニファー・ローレンスとロバート・パティンソン主演のリン・ラムジー監督作「Die My Love(原題)」。今年のカンヌ国際映画祭での取引でもっとも注目を集めた作品で、急進成長中のインディーズ作品専門配給会社MUBIが、同社の過去最大級の規模となる1983館で公開しました。MUBIは、2024年に賞レースを賑わせた「サブスタンス」を1949館で公開し、初週興収320万ドルを記録。その後北米で1700万ドル、全世界で7700万ドルの興収を突破しており、「Die My Love(原題)」も同様の成績が期待されています。

2025年11月10日更新 飯田沙野

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