全米映画ランキング : 2024年9月13日~2024年9月15日

全米映画ランキング:2024年9月16日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2024年9月13日~2024年9月15日
(金額・順位は確定後のもの)Box Office Essentials

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 1 ビートルジュース ビートルジュース

Beetlejuice Beetlejuice
「ビートルジュース ビートルジュース」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

2 51,600,000 188,006,079
2 スピーク・ノー・イーブル 異常な家族 1 11,500,000 11,500,000
3 2 デッドプール&ウルヴァリン 8 5,200,000 621,495,644
4 Am I Racist?

Am I Racist?

SDG Releasing

1 4,750,000 4,750,000
5 3 Reagan

Reagan

Showbiz Direct

3 2,964,040 23,300,195
6 The Killer's Game

The Killer's Game

Lionsgate

1 2,600,000 2,600,000
7 4 エイリアン ロムルス

Alien: Romulus
「エイリアン ロムルス」

Walt Disney
(ディズニー)

5 2,400,000 101,276,041
8 5 ふたりで終わらせる IT ENDS WITH US

It Ends with Us
「ふたりで終わらせる IT ENDS WITH US」

Sony Pictures
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

6 2,025,000 144,878,052
9 6 The Forge

The Forge

Affirm Films

4 2,010,000 24,104,008
10 God's Not Dead: In God We Trust 1 1,466,812 1,827,000

「ビートルジュース ビートルジュース」V2! 「胸騒ぎ」をリメイクした新作が2位に初登場

9月第2週の北米映画市場では、週末3日間の興行収入ランキングのトップ10に新作4本がランクインしましたが、観客動員数は減少に転じました。

ティム・バートン監督のホラーコメディ「ビートルジュース ビートルジュース」(ワーナー)が、公開2週目の週末も首位に君臨。週末3日間で、興収5100万ドルをあげました。累計興収は1億8700万ドルに達し、24年に公開された作品のなかで9位に。北米最大の上映館数を誇りながら、劇場平均興収も先週に続き、トップを維持しました。

ジェームズ・マカボイ主演で、デンマーク・オランダ合作のヒューマンホラー「胸騒ぎ」(2022)をリメイクした「スピーク・ノー・イーブル 異常な家族」(ユニバーサル)は、2位に初登場。あるアメリカ人一家が、旅行先で知り合った感じの良い、子連れのイギリス人一家の自宅に招待されますが、やがてその“おもてなし”に小さな違和感を抱き始めます。マカボイは、イギリス人一家の父パトリック役を務めました。ジェームズ・ワトキンス(「ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館」)がメガホンをとり、ジェイソン・ブラム(「ゲット・アウト」)が製作に参加。週末3日間で興収1100万ドルをあげ、製作費1500万ドルに迫る好成績をおさめました。

モキュメンタリー映画「Am I Racist?(原題)」(SDG Releasing)は、トップ10作品のなかで最も公開規模が小さいながらも、4位にランクインし、驚きのヒットスタートを切りました。保守系のニュースサイト「The Daily Wire」の記者マット・ウォルシュが、アメリカ社会における「多様性、公平性、包摂(包み込むこと)」というテーマをめぐり、社会実験を通して、その不条理を暴いていきます。政治的な題材ゆえか、批評家があまり意見を表明していない一方で、米映画批評サイト「Rotten Tomatoes」では観客スコア99%を獲得。製作費300万ドルに対し、週末3日間で興収450万ドルを記録しました。

6位は、デイブ・バウティスタ主演のアクションコメディ「The Killer's Game(原題)」(ライオンズゲート)。バウティスタは、病に侵された殺し屋ジョー・フラッドを演じました。ジョーは自分自身を殺すよう、暗殺者たちに依頼しますが、彼らが元カノをも狙い始めたことで、戦わざるをえない状況に。ベン・キングズレー(「シャン・チー テン・リングスの伝説」)がジョーの師匠役で共演し、J・J・ペリー(「デイ・シフト」)が監督を務めました。批評家たちの評価は芳しくなく、「Rotten Tomatoes」では批評家スコア39%をマークしています。製作費3000万ドルに対し、週末3日間で興収260万ドルをあげました。

キリスト教をベースにした「God's Not Dead」シリーズ第5弾「God's Not Dead: In God We Trust(原題)」(ファゾム・イベント)は、10位デビュー。アメリカ下院議員選挙に出馬する牧師の姿を描きました。週末3日間で興収140万ドルをあげ、シリーズのなかでは低調なスタートとなりました。

2024年9月16日更新 Dan Knighton

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