全米映画ランキング : 2024年8月30日~2024年9月1日

全米映画ランキング:2024年9月2日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2024年8月30日~2024年9月1日
(金額・順位は確定後のもの)Box Office Essentials

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 1 デッドプール&ウルヴァリン 6 15,184,000 599,525,117
2 2 エイリアン ロムルス

Alien: Romulus
「エイリアン ロムルス」

Walt Disney
(ディズニー)

3 9,324,000 88,764,631
3 3 ふたりで終わらせる IT ENDS WITH US

It Ends with Us
「ふたりで終わらせる IT ENDS WITH US」

Sony Pictures
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

4 7,425,000 133,718,800
4 Reagan

Reagan

Showbiz Direct

1 7,400,720 7,400,720
5 6 ツイスターズ

Twisters
「ツイスターズ」

Universal
(ワーナー・ブラザース映画)

7 7,160,000 258,031,935
6 4 Blink Twice

Blink Twice

Amazon MGM Studios

2 4,687,000 15,340,550
7 5 The Forge

The Forge

Affirm Films

2 4,600,000 14,313,273
8 9 怪盗グルーのミニオン超変身 9 4,080,000 354,110,490
9 Afraid

Afraid

Sony Pictures

1 3,700,000 3,700,000
10 10 インサイド・ヘッド2

Inside Out 2
「インサイド・ヘッド2」

Walt Disney
(ディズニー)

12 2,770,000 650,009,541

「デッドプール&ウルヴァリン」「エイリアン ロムルス」首位&2位キープ!

9月第1週の北米映画市場の勢いは、比較的落ち着いたものとなり、祝日である労働者の日と重なった週末にも関わらず、市場全体の観客動員数は減少。週末3日間の興収ランキングでは、R指定映画2本が、市場を牽引しました。

「デッドプール&ウルヴァリン」(ディズニー)は、公開後1カ月を過ぎても好調で、首位を獲得。週末3日間で興収1500万ドルをあげました。累計興収は6億ドルに迫り、2024年公開映画のなかで首位に立つ「インサイド・ヘッド2」(ディズニー)の累計興収(6億5000万ドル)に迫る数字を記録しています。もし「インサイド・ヘッド2」を超え、24年を通して「デッドプール&ウルヴァリン」が首位に立ち続ければ、初めてR指定映画が年間トップ作品になるかもしれません。

「エイリアン ロムルス」(ディズニー)は、公開3週目も2位をキープし、週末3日間で興収900万ドルを記録。累計興収は8800万ドルを超え、40年以上にわたるシリーズの歴史のなかで、「プロメテウス」(2012)に次ぐ好成績となっています。

映画スタジオ、Showbiz Direct初の劇場配給作品である政治伝記映画「Reagan(原題)」は、4位に初登場。デニス・クエイド(「エデンより彼方に」)演じる第40代米大統領ロナルド・レーガンの生涯が、元KGB諜報員のビクトル・ペトロビッチ(ジョン・ボイト)の視点で語られていきます。ショーン・マクナマラ監督(「ウイング・アンド・プレイヤー」)がメガホンをとり、製作費2500万ドルに対し、週末3日間で興収700万ドルを記録。米批評サイト「Rotten Tomato」の批評家スコアは19%(9月2日時点)で、厳しい評価が寄せられました。

ジョン・チョウ(「search サーチ」)が主演したSFホラー「Afraid(原題)」(ソニー)は、7位デビュー。チョウは、新しい家庭用のAIバーチャル・アシスタント・システムのテストをすることになった家族の父親カーティスを演じています。キース・キャラダイン(「パワー・オブ・ザ・ドッグ」)がカーティスの上司役で共演。クリス・ワイツ(「ニュームーン トワイライト・サーガ」)が監督を務め、ジェイソン・ブラム(「ゲット・アウト」)が製作を担当しました。製作費1200万ドルに対し、週末3日間で興収370万ドルを記録。米批評サイト「Rotten Tomato」の批評家スコアは22%(9月2日時点)という結果になりました。

2024年9月2日更新 Dan Knighton

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