全米映画ランキング : 2020年12月11日~2020年12月13日

「クルードさんち」続編がV3 「ワンダー・ウーマン」リバイバルが9位に

コロナ・パンデミックによる死者が30万人を超えたアメリカ。例年ならクリスマス向けの大作が公開される12月の第2週だが、今年はメジャースタジオ作品の公開はなく、感謝祭向けに公開されたドリームワークス・アニメ「クルードさんちのはじめての冒険」の続編「The Croods: A New Age」が約300万ドルの興収で首位に居座り、V3を果たした。

同作は、北米での累計興収を約2400万ドルとし、全世界興収は中国などでのヒットで約7600万ドルに到達。2013年公開の第1作の興収(北米:約1億8700万ドル、全世界:約5億8720万ドル)には遠く及ばないが、コロナ・パンデミック下においては異例のヒットとなっている。

2位は前週と変わらず、メキシコ人とアメリカ人の「異母兄弟」による珍道中を描いたロードムービー「Half Brothers」。興収約49.5万ドルで累計は約138万ドル。

前週同様に先週末もメジャースタジオの新作公開がなかったため、3位以下はウィル・フェレル主演「エルフ サンタの国からやってきた」、ロバート・ゼメキス監督「ポーラー・エクスプレス」、チェビー・チェイス主演「ナショナル・ランプーン/クリスマス・バケーション」、そして続編がクリスマス公開予定の「ワンダー・ウーマン」などワーナー系配給のリバイバル上映が目立った。

その他、約450館で公開され、VODも同時スタートしたエミリー・ブラント、ジェイミー・ドーナン、ジョン・ハム、クリストファー・ウォーケン出演のドラマ「Wild Mountain Thyme」(ジョン・パトリック・シャンリー監督)は圏外スタートとなった。

今週末は、カプコンの同名人気ゲームを「バイオハザード」シリーズの主演ミラ・ジョボビッチ&ポール・W・S・アンダーソン監督で映画化した「モンスターハンター」が公開となる。

順位 / 先週順位 / タイトル「邦題」 / 配給(日本配給) /上映週
1 / 1 / The Croods: A New Age / Universal / 3
2 / 2 / Half Brothers / Focus / 2
3 / 5 / Elf「エルフ サンタの国からやってきた」 / New Line / 5
4 / 3 / Freaky「ザ・スイッチ」 / Universal(東宝東和)/ 5
5 / 6 / The War with Grandpa / 101 Studios / 10
6 / − / The Polar Express「ポーラー・エクスプレス」 / Warner Bros. / 2
7 / − / National Lampoon's Christmas Vacation 「ナショナル・ランプーン クリスマス・バケーション」/ Warner Bros. / 3
8 / 4 / All My Life / Universal / 2
9 / 初 / Wonder Woman「ワンダー・ウーマン」/ Warner Bros. / 1
 10 / 7 / Come Play / Focus / 7

2020年12月15日更新 藤井竜太朗

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