全米映画ランキング : 2005年12月16日~2005年12月18日

全米映画ランキング:2005年12月20日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2005年12月16日~2005年12月18日
(金額・順位は確定後のもの)

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

スクリーン数

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1

King Kong
「キング・コング」

Universal
(UIP)

3,568 1 50,130,145 66,181,645
2 1

The Chronicles of Narnia: The Lion, The Witch and The Wardrobe
「ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女」

Walt Disney
(ブエナビスタ)

3,680 2 31,837,683 113,169,644
3

The Family Stone
「ザ・ファミリー・ストーン」

20th Century Fox
(フォックス)

2,466 1 12,521,027 12,521,027
4 3

Harry Potter and the Goblet of Fire
「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」

Warner Bros.
(ワーナー)

3,185 5 5,952,452 252,598,259
5 2

Syriana
「シリアナ」

Warner Bros.
(ワーナー)

1,755 4 5,605,167 22,462,362
6 4

Walk the Line
「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」

20th Century Fox/Sony Pictures
(フォックス)

2,664 5 3,688,031 82,607,528
7 5

Yours, Mine & Ours

MGM/Paramount

2,723 4 3,511,110 45,202,963
8 15

Brokeback Mountain
「ブロークバック・マウンテン」

Focus
(ワイズポリシー)

69 2 2,508,494 3,474,311
9 7

Just Friends

New Line Cinema

1,882 4 2,080,852 29,572,142
10 2

Aeon Flux
「イーオン・フラックス」

Paramount
(ギャガ)

2,058 3 1,751,220 23,215,672

「キング・コング」首位。「ブロークバック・マウンテン」が8位

いよいよ本格的にクリスマスシーズンに突入した全米ボックスオフィス。今週は、ピーター・ジャクソン監督入魂の一作「キング・コング」が首位に立った。だが、興収は3568館、約7500スクリーン以上で上映された割りにはパッとせず、14日水曜日からの5日間で約6620万ドルに終わった。しかしながら、メディア、観客ともに作品を観た人間は大方満足しており、これ以降の踏ん張りに期待がかかる。3位はクレア・デーンズ、ダイアン・キートン、サラ・ジェシカ・パーカー共演の「ザ・ファミリー・ストーン」。アメリカ・ニューイングランド地方の白人家族が過ごすホリデーシーズンを描くファミリードラマ。プロデューサーは「サイドウェイ」のマイケル・ロンドン。そして8位に入ったのが、最近、ありとあらゆる映画賞に名前が挙がり、巷を騒がせているアン・リー監督の問題作「ブロークバック・マウンテン」。ヒース・レジャー、ジェイク・ギレンホールという若手男優2人が扮する、カウボーイによる同性愛のクロニクルをアメリカ南西部の美しい映像とともに綴るラブストーリー。本年度のゴールデン・グローブ賞に最多7部門でノミネートされるなど、目下最もオスカーに近い映画といえる。そして今週末はもう一つの本命、スピルバーグ監督の「ミュンヘン」がいよいよ公開される。

2005年12月20日更新 藤井竜太郎

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